2018年4月18日、NSAC(ネバダ州アスレチック・コミッション)は2017年12月9日に行われたIBF世界スーパー・フェザー級タイトルマッチでのドーピング検査で禁止薬物であるアンドロスタンジオール(合成テストステロン)の陽性反応が出た尾川堅一選手に対し処分を決定した。
尾川選手のタイトルははく奪され、6か月間の出場停止処分が下された。
テビン・ファーマーとの試合はノーコンテストとなったため、王座獲得自体も無効となった。
”試合後の検査では陰性であり、すでに申告済みの薬の成分による陽性反応だった” という尾川選手の言い分は認められなかったことになる。
当初、出場停止処分は1年間の予定だったが、尾川選手が調査に協力的だったということで、処分は半分の6か月間となった。
Farmer vs. Ogawa for vacant IBF Jr. Lightweight Title
試合日から6か月後の6月9日には尾川選手の出場停止処分は解除となる。
この他、ファイトマネーの20%に当たる1万4千ドルの罰金も科された。
Ogawa stripped of 130-pound belt, suspended https://t.co/KmKTeMxQIW
— boxingアンテナ (@boxing_antena) 2018年4月19日
タイトルが空位になったことに伴い、尾川選手に敗れたテビン・ファーマー()と、ランキング2位のビリー・ディブ(オーストラリア)による決定戦が行われる見込み。
Billy Dib, Tevin Farmer to fight for vacant junior lightweight interim belt - Sports Field https://t.co/S2oXG5I3wC
— boxingアンテナ (@boxing_antena) 2018年4月19日
同日は、同じく禁止薬物のクレンブテロールの陽性反応が出たカネロ・アルバレスの公聴会も行われ、6か月の出場停止処分が下されている。
Canelo Alvarez suspended for 6 months for doping violations https://t.co/3wuu0t1BqH pic.twitter.com/QQWUf1JqYT
— INQUIRER Sports (@INQUIRERSports) 2018年4月19日
まとめ
アメリカでは(特にラスベガスでは)海外の大手プロモーションがついていない日本人選手は常にBサイド、今後の教訓になりましたね(´;ω;`)ウッ…。
IBFスーパーフェザー級王者 尾川堅一に薬物陽性反応【タイトル剥奪危機】
IBFスーパーフェザー級王者の尾川堅一選手(29)が2017年12月9日にテビン・ファーマーとの王座決定戦でタイトルを獲得した試合の4日前に受けたドーピング検査で陽性反応を示したと19日、尾川選手の所 ...