いよいよ明日2022年6月19日、「THE MATCH 2022」にて那須川天心(TARGET/Cygames) vs 武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の試合が行われます。
会場は東京ドーム。
東京ドームでの格闘技イベントは昨年6月のRIZIN.28以来となります。
RIZIN.28には天心選手も出場しましたが、天心選手の相手が見つからず1対3の変則マッチに急遽決まったんですよね。
あれから約一年、本当に武尊vs天心戦が実現しました。
この試合の模様はABEMAで独占生中継されます。
※TOKYO MXで後日録画放送されることが決まったそうです。東京ローカル局なので全国ネットでは未定のようですね。
試合の見どころ
いよいよ明日に迫りましたね。
那須川天心vs武尊のThe Match!
大会の対戦カードは全16試合。
メイン級の好カードが揃いました。
いやー楽しみですね。
公開計量&会見の様子
本日の計量も出場選手全員が無事にパスしました。
武尊選手、天心選手ともにコンディションが良さそうでしたね。
60kgから2kg体重を落とした武尊選手はかなり絞り込まれているように見えました。
一方の天心選手は55kgから3kgの増量で減量が少なかったせいか顔色もよく好調の様子でした。
両選手プロフィール
那須川天心
- 名前:TENSHIN NASUKAWA
- 出身地:千葉県松戸市
- 年齢:23歳
- プロデビュー:2014年7月12日
- 身長:165cm
- リーチ:174.5cm
- 戦績:41戦、41勝(28KO)0敗(0KO)
- KO率:68.3%
- スタンス:サウスポー
武尊
- 名前:TAKERU
- 出身地:鳥取県米子市
- 年齢:30歳
- プロデビュー:2011年9月24日
- 身長:168cm
- 戦績:41戦、40勝(24KO)1敗(0KO)
- KO率:60%
- スタンス:オーソドックス
奇しくも両者とも今回の試合が42戦目となります。
年齢的には7歳差がありますが、キャリア的には互角と言えますね。
武尊選手も東北震災以降のプロビューなんですね。
月日が経つのは早いもんです。
試合展開予想
武尊選手はK-1最強の証明のために、これまでのスタイルを貫き通すでしょう。
天心選手のスピードやテクニックをプレッシャーで押しつぶし、相打ち覚悟でぶっ倒す。
パンチでまともに打ち合っては武尊選手に分があるかもしれません。
一方の天心選手には、ボクシングファンとしてはボクシング転向後の期待を膨らます意味でもパンチでのKOを期待したいですね。
ここ4戦は判定での勝利が続いていることから、従来のキックで倒すスタイルに戻すのではという声もありますが、
ここ数年で築き上げたものを元に戻すのも難しいのではないでしょうか?
前向きな天心選手の性格的にもパンチ主体のスタイルをさらに磨き上げて武尊選手との殴り合いに臨むのではないか。
ただし武尊選手をパンチでKOするのは至難の技でしょうけどね。
武尊選手も天心選手がパンチ主体で来るのは望むところでしょう。
両者パンチでKOを狙うスタイルでかみ合うのではないか?というのが個人的な希望を込めた勝手な展開予想です。
ビッグイベントを締めくくるにふさわしい緊迫感のある打ち合いを期待したいですね。
天心 VS 武尊戦のルール
- 3分3R延長1R
- スリーノックダウン制(1R中に3回のダウンがあった場合、TKOとなる)
- 5ジャッジ制
3名以上が優勢と判定した選手を判定勝ちとする。
ジャッジは判定基準に基づき各ラウンド10点法にて採点。
延長Rの採点は延長Rのみの試合内容にて各ジャッジが必ずどちらか一方の選手を勝者とするマスト評価にて優劣を決定する。 - 有効な打撃
パンチ=ストレート、フック、アッパー、バックスピンブロー
キック=前蹴り、ローキック、ミドルキック、ハイキック、サイドキック、バックキック、内股への蹴り、飛び蹴り、ヒザ蹴り - つかみは攻撃が伴う瞬間的なもののみ有効
つかみは攻撃が伴う瞬間的なもののみ有効とし、相手選手の蹴り足をつかんだ際には瞬間的にキック・ヒザ・パンチのいずれか1発のみ有効、相手選手の頭部をつかんだ際には瞬間的にヒザでの打撃が1発のみ有効となる。 - 判定基準
以下の順で優先される。- 1.ダウン数
- 2.相手に与えたダメージ
- 3.クリーンヒット数
- 4.積極性
- 主な反則行為
相手選手の蹴り足をつかむ行為、相手選手の頭部をつかんでからの連続攻撃、頭突き、ヒジによる攻撃、金的への攻撃、グローブ装着部分以外での攻撃、技の掛け逃げなどの消極的行為
※両手または片手でつかんでからの連続攻撃は反則であるが、瞬間的な攻撃は有効としてヒザ蹴り1発のみを有効とする(片手で相手の首や後頭部をつかみ、パンチを打つ行為は反則)
※相手をつかまないヒザ蹴り(テンカオ)に関しては連続で攻撃をしても有効。
※有効な打撃を加えるためのつかみで無いとレフェリーが判断した場合はブレイクを命じる。
※参照:【THE MATCH】那須川天心vs.武尊のルール発表、ジャッジは5名でオープンスコア方式に(ゴング格闘技)
ポイントはK-1にはないワンキャッチ・ワンアタックルールでしょうか。
天心選手にとっては慣れているルールですが、武尊選手にとっても天心選手の動きを止めるのに有利に働くかもしれません。
直近の試合動画
[2022年4月2日] 直近の試合動画(RISE ELDORADO 2022) vs 風音戦
4月に行われた天心ve風音戦では素早いジャブ主体に手数が多く前進の止まない風音選手のスタイルに普段の試合よりも被弾が多かったですね。
結果も判定で、風音選手の動きを止めるほどの決定的なダメージを与えるに至らなかったので、今回の試合では数年前の蹴り主体のスタイルに戻すのではないかとの予想もあります。
[2021年3月28日] 直近の試合動画(K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ) vs レオナ・ぺタス戦
昨年3月のレオナぺタス戦では、レオナ選手のパンチを被弾しながらも打ち合いの中でなぎ倒して見せました。
私も当時勢いがあり、パンチの技術が高く当て勘もあるレオナ選手の勝利を予想をしていましたが、この結果には衝撃を受けました。
この試合以降、世論も武尊選手勝利に傾きましたね。
終りに
今回、色々あってフジテレビでの生中継が中止となってしまいました。
東京オリンピックでも直前まで中止がささやかれたり、観客の入場制限が敷かれたりと、
日本でのスポーツのビッグイベントは苦難が続いていますが、
先日の井上vsドネア2に続くこの「THE MATCH」を契機に空気が変わればいいですね。
TVの代わりにAbemaでPPVのみの配信となり、4000円の出費にやや躊躇しましたけど、
天心vs武尊戦をはじめ他の大会であればメイン級の試合ばかりですからね。
1試合500円としてもまぁ安いもんですよ(;´д`)。
ともかく明日は楽したいですね。