[2017年12月30日]WBO世界S・フライ級タイトルマッチ　井上尚弥 vs ヨアン・ボワイヨの詳細情報（試合結果・試合後のコメント追記）

2017年12月30日、WBO世界スーパー・フライ級タイトルマッチ　井上尚弥（大橋ジム）vsヨアン・ボワイヨ（フランス）の試合が行われます。

会場は横浜文化体育館（神奈川県）

この試合の模様はフジテレビ系列で30日19：00から生中継されます。

試合結果

〇井上尚弥　３回ＴＫＯ　ヨアン・ボワイヨ×

１Rから積極的に仕掛けていく井上選手、強烈なボディーフックの打撃音に会場がどよめくシーンも。

１R中盤、もみ合いの中ボワイヨの右に合わせた左フックで最初のダウンを奪うと、以降は完全にペースをつかみ、３Rロープ際でのボディーの連打でボワイヨの体が沈んだところで試合終了。

井上尚弥選手が危なげなく７度目の防衛に成功した。

試合後のコメント

井上尚弥「左は常に自信を持っているパンチなので、当たれば倒れるという感触はある。
相手は気持ちも強いと感じた。
対戦相手がなかなか決まらない中、こうやって対戦をしてもらえたということで感謝してますし、自分としては全く物足りないところもある。
スーパーフライ級では実現できないのかな、という思いもある。
来年バンタム級に行きたいと思います。世界に飛び込んでいく楽しみもある。」
（日刊スポーツ）

　－－バンタム級での目標は
井上尚弥「具体的な話は何もないけど、いろいろ選択肢がおもしろくなっている中、自分もその世界に飛び込んでいける。いまから楽しみ」
　－－海外での試合は
井上尚弥「米国、英国など敵地に乗り込むと気持ちも燃えるどんどんやっていきたい」
　－－第１子誕生後、初の防衛戦だった
井上尚弥「（ボクシングが）わかるぐらいになっても強いお父さんでいたい。常に突っ走りたい」
（サンスポ）

――バンタム級を見据えた試合はできたか。
井上尚弥「今日の試合じゃできない。バンタム級の王者はどの団体も強い。今日の試合では何も言えない」
　――スーパーフライ級での収穫は。
井上尚弥「８回やってキャリアも積めたし、米国でも試合ができた。いいキャリアを積んだ。それを今後に生かしたい」
　――狙っている王者はいるか。
井上尚弥「チャンスがあればどこへでも行きます。その後も統一戦とかある。４団体（王座を）まとめちゃえ、とか。そんな感じですね」
（スポニチ）

ボワイヨ「井上（のパンチ）は思っていたよりも重かった。僕より優れたボクサー」
（スポニチ）

両選手プロフィール

井上尚弥選手のプロフィール

• 出身地：神奈川県座間市
• 年齢：24歳
• プロデビュー：2012年10月2日
• 身長：164cm
• リーチ：171cm
• 戦績：14戦、14勝（12KO）、0敗
• KO率：86%
• スタイル：オーソドックス
• ニックネーム：モンスター

ヨアン・ボワイヨ選手のプロフィール

• 出身地：フランス、ボーヌ
• 年齢：29歳
• プロデビュー：2009年11月7日
• 戦績：45戦、41勝（26KO）、4敗
• KO率：57%
• スタイル：オーソドックス

ヨアン・ボワイヨ（Yoan Boyeaux）は、これまでバンタム級やSバンタム級を主戦場としており、45戦のキャリアがあります。

現在WBOジュニア・バンタム級ランキング6位。

ここ5年は33勝無敗で23KO（KO率69％）と、高いKO率を誇る選手です。

情報が少なく、身長・リーチなど不明ですが、戦績を見れば決して油断のならない相手です。

ヨアン・ボワイヨ選手のハイライト動画

『FUJI BOXING井上尚弥・拳四朗ダブル世界戦』 pic.twitter.com/jJ0eOgWOGo

— フジテレビ☆ボクシング (@fujitv_boxing) 2017年12月6日

おわりに

アンカハスはESPNにさらわれ、ヤファイとは金銭面で折り合わず、来年２月に開催予定のHBO主催のイベントSuperFly2への参加が微妙になってしまった井上選手。

残念ではありますが、来年は階級がどこにしろビッグマッチを実現させてほしいですね。

そのためにもこの試合はインパクトのある勝利を期待したいです。