注目の試合 試合後のコメント

[2017/9/13]W世界タイトルマッチ WBOライト・フライ級 田中恒成 vs パランポン & IBFスーパー・バンタム級 小國以載 vs 岩佐亮佑 詳細情報→試合結果&試合後のコメント追記

2017年9月13日(水)、WBOライト・フライ級タイトルマッチ 田中恒成(たなか こうせい) vs パランポン・CPフレッシュマート(Rangsan ChayanramThailand)戦と、IBF世界スーパー・バンタム級タイトルマッチ 小國以載(おぐに ゆきのり) vs 岩佐亮佑(いわさ りょうすけ)戦のW世界タイトルマッチが行われます。

会場はエディオンアリーナ大阪

田中選手は2度目の防衛戦、小國選手は指名挑戦者である岩佐選手との初防衛戦に臨(のぞ)みます。

このWタイトルマッチの模様はTBS系列で9月13日(水)よる19時56分から生中継されます

ついに田中選手が地上波全国ネットに登場です!

試合結果

IBFスーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦
岩佐亮佑 6回TKO 小国以載×

WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦
田中恒成 9回TKO パランポン・CPフレッシュマート×

スーパーバンタム級8回戦
和気慎吾 8回TKO パノムルンレック・CPフレッシュマート×

試合後のコメント

岩佐亮佑選手のコメント

「本当に長かった。ここまでくるのは長くて大変だったけど、応援してくれる人がいっぱいいたおかげで世界のトップに立てた。

このベルトは本当に価値がある。
巡り合わせで小国チャンピオンと対戦できた。
たまたま僕の日だった。

世界チャンピオンになるといわれて、もう数年もたつ。
なかなか順風満帆のボクシング人生じゃないけど、世界王者になることができた。」(サンスポ)

小国以載選手のコメント

「岩佐はパンチはないけどタイミングで倒された。よけて打つを徹底してきて、僕がそこに入ってしまった」(スポニチ)

- ストップについて
「これは(試合を)止められる、と思った。今までに味わったことのない(血の)量やったし、文句言えません。もっと早く止められても仕方なかった」(日刊スポーツ)

「完敗。やっぱり強かった。
(自分は)サウスポーにめっぽう弱い。百発百中でもらっていた。
1回から4回に全力でいくという作戦だった。

(今後は)引退です。
すっきりしてます。
最後が岩佐でよかった。」(スポニチ)

田中恒成選手のコメント

「大事なところでこういう試合をして自分にがっかり。
残念な全国デビューだった」(サンスポ)

パランポン・CPフレッシュマート選手のコメント

「まだまだ闘える状況だった。
止められたことは残念。
判定でも勝つと思っていた。
(田中は)パンチが速くてすごいという印象だった」(サンスポ)

和気慎吾選手のコメント

「相手があまりにもタフだったので、途中からポイントで勝ってもいいと思ったけど、最後は力を振り絞りました。
昨年、ここで世界戦で負けた悔しさを胸にゼロからスタートして、このリングに戻ってきました。

負けてから多くの方の励まされました。
その期待にこたえるために、必ず世界王者になります。
今日がその第1歩です」(日刊スポーツ)

各選手プロフィール

田中恒成選手のプロフィール

  • 出身地:岐阜県多治見市
  • 年齢:22歳
  • 所属:畑中ジム
  • アマチュア実績:高校4冠
    2012年世界ユース選手権準決勝進出
  • プロデビュー:2013年11月10日
  • 身長:164cm
  • リーチ:161cm
  • 戦績:9戦、9勝(5KO)0敗(KO)
  • KO率:56%
  • スタイル:オーソドックス

プロ5戦目でミニマム級の世界タイトルを奪取(日本最速)

プロ8戦目では、階級を一つ上げ、WBO世界ライト・フライ級タイトルを獲得、井上尚弥に並ぶプロ8戦目での2階級制覇を達成しています。

前回の試合では、プロ16戦16KOのアンヘル・アコスタ(Angel AcostaPuertoRico)と正面から打ち合い、3-0の大差判定勝利を収めました。

年内中にWBA世界ライトフライ級王者田口良一選手との統一戦を早くも大々的にアピールしている田中選手。

この試合に勝利して、統一戦を実現できるか!?

パランポン・CPフレッシュマート選手プロフィール

  • 出身地:タイ
  • 年齢:32歳
  • プロデビュー:2011年6月12日
  • 戦績:15戦、14勝(8KO)1敗(KO)
  • KO率:53%
  • スタイル:オーソドックス

コンビネーションと豊富なスタミナを武器とする選手で、WBAアジア王座を4度防衛。

国技ムエタイでは王者にもなった元ムエタイ選手です。

ムエタイでは100戦以上、ボクシングでは15戦のキャリアを持ちます。

ボクシング転向後は、デビュー戦で日本の板垣幸司選手にKO負けしたものの、現在14連勝中です。

パランポン・CPフレッシュマート選手の過去試合動画

2試合前の試合 対 ナパドール・チョーンラトク戦[2017/3/1]

小國以載選手のプロフィール

  • 出身地:兵庫県赤穂市
  • 年齢:29歳
  • 所属:角海老宝石
  • プロデビュー:2009年11月8日
  • 身長:172cm
  • リーチ:175cm
  • 戦績:21戦、19勝(7KO)1敗(KO)、1引き分け
  • KO率:33%
  • スタイル:オーソドックス

去年の大晦日、当時22勝22KOの怪物王者、ジョナタン・グスマン(Jonathan GuzmanDominicanRep)からダウンを奪い、3-0の判定で王座を奪取してボクシングファンを驚かせました。

今回の初防衛戦では、高校時代に一度戦い、大差判定で敗れた岩佐選手を指名挑戦者として迎え打ちます。

岩佐亮佑選手のプロフィール

  • 出身地:千葉県柏市
  • 年齢:27歳
  • 所属:セレスボクシングスポーツジム
  • プロデビュー:2008年8月2日
  • 身長:170cm
  • リーチ:179cm
  • 戦績:25戦、23勝(15KO)2敗(KO)
  • KO率:60%
  • スタイル:サウスポー

2011年3月、山中慎介選手と日本バンタム級王座をかけて戦い、 敗れはしたものの日本ボクシング史に残る激闘を繰り広げました。

2015年6月には、敵地イギリスに乗り込み、リー・ハスキンス(Lee HaskinsGreatBriten)とIBF世界バンタム級王座決定戦に挑むも6RTKO負け。

その後階級を一つ上げて、3戦全勝3KO(負傷判定を挟む)で指名挑戦権を獲得しました。

今回が2度目の世界挑戦となります。

各選手の試合前のコメント

田中恒成選手のコメント

「油断じゃないけど、オレが勝って当たり前というムードがあって、それに見合った結果を残せるか。
そこに意義がある。
最低条件がKO。
自分の思い通りの試合がしたい。

ライトフライ級に上げて体調も体重も一番いい。
相手は防御がいいし、打たれ強く、ガードも堅い。」(日刊スポーツ)

「スピードを存分に生かして、圧倒的な内容でKOする」(日本経済新聞)

パランポン・CPフレッシュマート選手のコメント

「田中はストレート、アッパーが印象的で、うまい。
しかし、経験は私が上。
すごく自信があるし、絶対に勝つ」(日刊スポーツ)

-

小國以載選手のコメント

「ここまで調子が良かったことはない。チャンピオンらしい試合をして勝ちたい」(日本経済新聞)

「絶好調。勝ち方は何でもいい。ベルトを守りたい」(神戸新聞)

「挑戦者の気持ちでいきたい。対策は煮詰めてきた」(時事ドットコムニュース)

岩佐亮佑選手のコメント

「打たせないで打つ。人生を懸けて倒しにいく」(日本経済新聞)

「(相手が)拳1個分、届かないようなボクシングをしたい」(神戸新聞)

「ラストチャンスという気持ち。打たせないで打つ完璧な内容で勝つ」(時事ドットコムニュース)

「思っていたより早くチャンスが来ましたがラストチャンスだと思って戦います。
10年前アマチュアで勝っていますが、今度も僕が勝つと信じて戦いたい。

明日、リングの上で小國選手の作戦に引きずり込まれないようにしっかりと自分のボクシングをしたい。
人生を懸けてベルトと(後援者からプレゼントを約束された)フェラーリをもらいます」(日刊スポーツ)

二人は小國選手が高校2年、岩佐選手が高校1年のときに高校選抜で1度対戦しています。

結果は判定18-8の大差で岩佐選手が判定勝ち。

11年半の時を経て、世界タイトルマッチで再び拳を交えます。

王者 小國選手が高校時代のリベンジを果たし、初防衛を飾れるか?

あるいは、岩佐選手が再び勝利し、念願の世界タイトルを奪取できるか?

なお、この日は和氣慎吾(わけ しんご/古口ボクシングジム)選手の再起2戦目も行われます。

対戦相手は、パノムルンレック・カイヤムハーダオジム(Boonsom LamsiriThailand、33歳)。

52戦、50勝(31KO)2敗(KO)のベテランで、過去には亀田興毅選手とも戦っており、僅差の判定で敗れています。

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