WBCバンタム級チャンピオン山中慎介選手の13度目の防衛戦(指名試合)が、契約の最終段階に近づいているとの話が帝拳ジムから発表されました。
対戦相手は、現在WBCランク1位のルイス・ネリー(Luis Nery/メキシコ)。
試合日は2017年8月15日。
会場は山中選手の高校時代の地元、京都府の島津アリーナ京都に決まりました。
対戦相手のルイス・ネリーの関連情報は以下の通りです。
ルイス・ネリー選手のプロフィール
- 出身地:メキシコ合衆国カリフォルニア州ティファナ
- 年齢:22歳
- 身長(画像から推測):165cm
- プロデビュー:2012年5月5日
- 獲得王座:WBCシルバーバンタム級タイトル、WBCコンチネンタルアメリカバンタム級タイトル
- 戦績:23戦、23勝(17KO)、0敗(KO)
- KO率:74%
- スタイル:サウスポー
- ニックネーム:パンテラ(イタリア語でヒョウを表す)
(画像はBoxRecからの引用です)
23戦負けなしで17KO勝ち。ここ4試合は連続KO勝利をおさめています。
ぱっと見ても上腕二頭筋から僧帽筋にかけてがっちりとした筋肉がついていて、パンチ力がありそうです。
序盤から積極的に攻撃を仕掛け、特に左右のボディーフックの連打で相手が弱った中盤以降にKOで倒す、といった展開の試合が多くみられます。
多少のパンチを受けても、飄々とした表情で、ぶんぶん振り回してきます。
ディフェンス面では、積極的な攻撃の裏返しで、時折カウンターパンチを食らう場面もありますが、
ここ3試合では、世界戦をにらみディフェンスを強化したのか、L字ガードなども取り入れて、以前より不用意なパンチを受けることは少なくなったように見られます。
2戦前のレイモンド・タブゴン(Raymond Tabugon/)タイ)戦では、タブゴンをコーナーに詰めてフックを連打しているところに右ストレートをもろに当てられダウンを喫しています。
(その後TKO勝ち)
両選手のコメント
山中慎介選手のコメント
「パワーはけっこうあるが、スピードはあまり感じない。ディフェンスはL字ガードで、うまさもある。フック系のパンチに気をつけたい」
「決まると気持ちが引き締まるし、1つ前の試合より確実にモチベーションは上がっている。記録は意識していないが、記録が懸かる試合の相手がネリーというのは良かった」
(スポニチ)
「希望していた相手。攻めてくる時のパワーもうまさもある。試合が決まり(合宿の)テンションが上がる」
(日本経済新聞)
ルイス・ネリー選手のコメント
ルイス・ネリーの過去試合動画
[2017年3月11日]対 ジーサス・マルチネス(Jesus Martinez/メキシコ)戦 直近の試合
[2016年12月17日]対 レイモンド・タブゴン(Raymond Tabugon/タイ)戦 2戦前の試合
この試合では1Rにダウンを喫している。
若さと勢いのネリーの実力がどこまで山中チャンピオンに通じるのか、山中選手の13連続防衛はなるのか?
ネリーの連打と山中の左、KO決着が必至のスリリングな展開が期待できそうです。