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[2017.4.23]WBA世界フライ級タイトルマッチ(王者)井岡一翔 vs ノックノイ・シッチパラサート(挑戦者)対戦相手のノックノイ選手情報【試合後のコメント追記】

2017年4月23日、WBA世界フライ級タイトルマッチ井岡一翔 vs ノックノイ・シッチパラサートNoknoi SitthiprasertThailandタイ)の試合が行われます。
会場は大阪エディオンアリーナ。

この試合の模様は4月23日のよる7時からTBS系列で全国生中継される予定です。

なお、当日はWBO世界バンタム級タイトルマッチ、マーロン・タパレスvs大森将平戦も行われます。

ノックノイ・シッチパラサート選手のプロフィール

  • 出身地:タイ、クラビ県
  • 年齢:30歳
  • プロデビュー:2003年4月12日
  • 戦績:66戦、62勝(38KO)4敗(1KO)
  • KO率:58%
  • ニックネーム:ノックノイ CP フレッシュマート
    ※CPフレッシュマートはタイの大手コンビニチェーン

現在WBA世界フライ級ランキング2位。
デビュー2戦目からの4連敗後、1年間に4~5試合のペースで試合をこなし、現在まで61連勝と勝ち星を積み重ねていますが、最近では新人や戦績の浅い相手との6回戦の試合が続いています。

最近の試合からは実力は計りかねますが、
2013年2月には、地元タイで、元日本ライトフライ級王者の堀川謙一選手に3-0で判定勝利をおさめています。


(画像はBoxRecからの引用です)

ノックノイ・シッチパラサート選手の過去試合動画

直近の試合 対 カエンペッチ・シスムンカン(Thailandタイ)戦 [2017年3月1日]

今回がノックノイ選手にとっては初の世界挑戦となります。
30歳でついにつかんだチャンスに挑戦者の意気込みは相当なものでしょう。

一方、井岡選手にとっても、具志堅用高氏が持つ世界戦14勝の日本タイ記録に並ぶ、大きな記録がかかった試合となりますが、先日の会見で井岡陣営は、WBO同級王者ゾウ・シミンとの2団体統一戦を進める意向をすでに表明しており、今回の試合はレベコ戦、アルバラード戦と比べると、勝負どころの試合ではないのかもしれない。

ゾウシミンとのビッグマッチ実現に向けて、弾みのつく内容を期待したいです。

当日は、WBO世界バンタム級タイトルマッチ、マーロン・タパレスvs大森将平戦のほか、
今年中の世界戦を狙う、23戦全勝のSフライ級石田匠(いしだ しょう)選手の試合も行われる予定です。

試合後のコメント

井岡一翔選手のコメント

「最後倒しきって4連続でKO防衛したかったけど、相手の選手もしぶとかったので、そこは今後の課題として少し悔しい。この記録は僕だけの記録じゃなくて、応援していただいているみなさんと支えていただいている方々とフィアンセの彼女の支えがあっての記録。やっていく限りは勝ちにもこだわって、これからも進んでいきたい」(サンスポ)

ノックノイ・シッチパラサート選手のコメント

「体力がなくなって後半は厳しかった。12回は10年くらいやっていない。初の海外での闘いで、KOしない限りはチャンスがないと覚悟していた」
(サンスポ)

「KO負けしなかったことは勝ちに等しい。タイのファンは3ラウンドくらいでやられるんじゃないかなどと言っていたが、十分戦えることを証明した」

「(井岡は)素晴らしい技術を持った選手だったが、超一流まではいかない。パンチも強いとは思わなかった」

「もう一度やれば、違う結果が出る可能性もある。判定勝ちするかもしれないし、KO勝ちする可能性だってある」

「7回以降体力が急に落ちたことが敗因。10年ほど長いラウンドを戦っていない影響が出た。今回減量も10キロほどしたけど、これほど減量することもこの10年なかった」

「もう少しのところで勝てたので、残念なことは残念だけど、ここまでできたことはうれしく思う」
(デイリースポーツ)

2017年4月に大阪で行われる世界戦2試合について/[4月9日]WBA世界Sバンタム級「ネオマール・セルメニョvs久保隼」戦、[4月23日]WBO世界バンタム級「マーロン・タパレスvs大森将平」戦

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