2019年5月19日(日)、IBF世界スーパー・ライト級タイトルマッチ
イワン・バランチク(イギリス) vs イワン・バランチク(ロシア)の試合が行われます。
この試合はWBSSスーパー・ライト級トーナメントの準決勝となります。
会場はスコットランド、グラスゴーのザ・SSE・ハイドロ
この試合の模様はWOWOWプライム「エキサイトマッチ」で朝の4時30分から生中継されます。
井上尚弥選手の試合と同イベントです。
会場が欧州なので朝が早いですが、お見逃しなく!
試合の見どころ
WBSSスーパー・ライト級準決勝の第2戦目は、WBCシルバー王者でシード2位のジョシュ・テイラーが、第4シードのイヴァン・バランチックと対戦します。
ともに無敗で勢いのある選手同士の対決です。
この試合が成立するまでには、バランチック陣営側が契約上問題で撤退を示唆するなど、ひと悶着がありました。
なんとか話がまとまり、試合は当初の予定通りの日程・会場で実現することになりました。
【WBSSシーズンⅡ】スーパー・ライト級トーナメント日程表&詳報
WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)シーズンⅡのスーパー・ライト級のトーナメント表です。 試合日程や、試合会場、勝敗結果などの詳細情報を随時更新していきます。
まずそのイワン・バランチェクですが、ザ・ビーストのニックネームの通り、持ち前の強打でラッシュを仕掛けるのが得意なファイタータイプの選手です。
1回戦でも、2Rに強い右フックを当てイーギットの左目付近を大きく腫らせました。
そのダメージがもとでイーギットは7Rに棄権し勝負が決しています。
接近戦が得意なのはもちろん、中間距離から体を振ってフェイントをかけながら距離を詰めパンチを打ち込んだり、いきなり飛び込んで打ち込むパンチなども得意としています。
一方のジョシュ・テイラーは地元スコットランドの人気選手です。
元世界王者のミゲール・バスケスやビクトール・ポストルなどの強豪を次々に破り名を上げました。
180cm近い高身長のサウスポーで、一見アウトボクサーと思いきや、長身でありながらインファイトが中心で、相手のパンチをスリップしてから打ち込む左ストレートや、左ショートボディーを得意としています。
技術的に安定しており、1回戦のライアン・マーティン戦でもほぼワンサイドゲームともいえる内容で完勝しています。
ただしカウンターパンチャーではないので、防御面では相手のラッシュにガードを固め受け身一辺倒になる場面も見られます。
バランチックのラフな連打にどう対応するかが見ものです。
判定では地元のテイラーが有利でしょう。
前評判でもテイラーがリードしていますが、意外とバランチックのKO勝利もあるかもしれません。
どちらが「1敗目」を期しトーナメント敗退となるのか、決勝でプログレイスと戦うのは誰になるのか!?
スーパー・ライト級トップクラスの二人の勝負の行方に注目です。
この試合のオッズ
ジョシュ・テイラー | イワン・バランチック | 引分け |
---|---|---|
1.25 | 4.5 | 23 |
参照:betfair.com
オッズでは地元のテイラーが有利ですが、実力差はそこまで大きくないのではないかと思われます。
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両選手プロフィール
イワン・バランチク
- 名前:Ivan Baranchyk
- 出身地:ロシア
- 年齢:26歳
- ニックネーム:(The Beast)
- プロデビュー:2014年3月25日
- 身長:173cm
- リーチ:170cm
- 戦績:19戦、19勝(12KO)0敗(0KO)
- KO率:63%
- スタンス:オーソドックス
ジョシュ・テイラー
- 名前:Josh Taylor
- 出身地:イギリス
- 年齢:28歳
- ニックネーム:('The Tartan Tornado')
- プロデビュー:2015年7月18日
- 身長:178cm
- リーチ:177cm
- 戦績:14戦、14勝(12KO)0敗(0KO)
- KO率:86%
- スタンス:サウスポー
(※画像はBoxRecから引用)