2018年8月18日時点での、各団体、各階級の世界チャンピオンの一覧です。
この一か月国内外で色々ありましたね。猛烈な台風のような1か月でした。
前回更新時からのタイトルの変動や、国別のタイトル保持数も表にまとめました。
ヘビー級(200ポンド超)
WBC王者 デオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder
WBAスーパー王者 アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua

次戦(2019-04-13):対戦相手未定
WBA王者 マニュエル・チャー(Manuel Charr
次戦(2018-09-29):vs フレス・オケンド
IBF王者 アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua
次戦(2019-04-13):対戦相手未定
WBO王者 アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua
次戦(2019-04-13):対戦相手未定
IBO王者 アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua
次戦(2019-04-13):対戦相手未定
クルーザー級(~200ポンド)
WBC王者 アレクサンダー・ウシク(Aleksandr Usyk
WBAスーパー王者 アレクサンダー・ウシク(Aleksandr Usyk

WBA王者 ベイバット・シュメノフ(Beibut Shumenov

IBF王者 アレクサンダー・ウシク(Aleksandr Usyk

WBO王者 アレクサンダー・ウシク(Aleksandr Usyk

IBO王者 ケビン・レリーナ(Kevin Lerena

ライト・ヘビー級(~175ポンド)
WBC王者 アドニス・スティーブンソン(Adonis Stevenson
WBAスーパー王者 空位
WBA王者 ディミトリー・ビボル(Dmitry Bivol

IBF王者 アルツール・ベテルビエフ(Artur Beterbiev

次戦(2018-10-06):vs カラム・ジョンソン
WBO王者 イレイダー・アルバレス(Eleider Alvarez
IBO王者 カロ・ムラート(Karo Murat

スーパー・ミドル級(~168ポンド)
WBC王者 デビッド・べナビデス(David Benavidez
WBAスーパー王者 ジョージ・グローブス(George Groves

次戦(2018-09-28):vs カラム・スミス
WBA王者 ロッキー・フィールディング(Rocky Fielding
IBF王者 ホセ・ウズカテグイ(Jose Uzcategui

WBO王者 ギルバート・ラミレス(Gilberto Ramirez

IBO王者 空位
ミドル級(~160ポンド)
WBC王者 ゲンナディー・ゴロフキン(Gennady Golovkin
次戦(2018-09-15):vs サウル・アルバレス
WBAスーパー王者 ゲンナディー・ゴロフキン(Gennady Golovkin
次戦(2018-09-15):vs サウル・アルバレス
WBA王者 村田 諒太(Ryota Murata
IBF王者 空位
WBO王者 ビリー・ジョー・サンダース(Billy Joe Saunders

次戦(2018-10-20):vs デメトリアス・アンドラーデ
IBO王者 ゲンナディー・ゴロフキン(Gennady Golovkin
次戦(2018-09-15):vs サウル・アルバレス
スーパー・ウェルター級(~154ポンド)
WBC王者 ジャーメル・チャーロ(Jermell Charlo
WBAスーパー王者 ジャレット・ハード(Jarrett Hurd

WBA王者 ブライアン・カルロス・カスターノ(Brian Castano

IBF王者 ジャレット・ハード(Jarrett Hurd

WBO王者 ジェイミー・ムングイア(Jaime Munguia

IBO王者 ジャレット・ハード(Jarrett Hurd

ウェルター級(~147ポンド)
WBC王者 空位WBAスーパー王者 キース・サーマン(Keith Thurman

WBA王者 マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao

IBF王者 エロール・スペンス・ジュニア(Errol Spence Jr.

WBO王者 テレンス・クロフォード(Terence Crawford

IBO王者 スラニ・エンベンジ(Thulani Mbenge

スーパー・ライト級(~140ポンド)
WBC王者 ホセ・ラミレス(Jose Ramirez
次戦(2018-09-14):vs アントニオ・オロスコ
WBAスーパー王者 空位WBA王者 キリル・レリック(Kiryl Relikh

IBF王者 空位
WBO王者 モーリス・フッカー(Maurice Hooker

IBO王者 マホメド・ミモウン(Mohamed Mimoune

ライト級(~135ポンド)
WBC王者 マイキー・ガルシア(Mikey Garcia
WBAスーパー王者 ワシル・ロマチェンコ(Vasyl Lomachenko

WBA王者 空位
IBF王者 マイキー・ガルシア(Mikey Garcia

WBO王者 レイムンド・ベルトラン(Ray Beltran

次戦(2018-08-25):vs ジョセ・ペドラサ
IBO王者 空位スーパー・フェザー級(~130ポンド)
WBC王者 ミグエル・ベルチェルト(Miguel Berchelt
WBAスーパー王者 ジャーボンティ・デービス(Gervonta Davis

WBA王者 アルベルト・マチャド(Alberto Machado

IBF王者 空位
WBO王者 伊藤 雅雪(Masayuki Ito

IBO王者 シャフカト・ラキモフ(Shavkat Rakhimov

次戦(2018-08-19):vs ロビンソン・カステラノス
フェザー級(~126ポンド)
WBC王者 ゲイリー・ラッセル・ジュニア(Gary Russell Jr
WBAスーパー王者 レオ・サンタ・クルス(Leo Santa Cruz

WBA王者 空位
IBF王者 ジョシュ・ワリントン(Josh Warrington

WBO王者 オスカー・バルデス(Oscar Valdez

IBO王者 空位
スーパー・バンタム級(~122ポンド)
WBC王者 レイ・バルガス(Rey Vargas
WBAスーパー王者 空位
WBA王者 ダニー・ローマン(Danny Roman

次戦(2018-10-06):vs ギャビン・マクドネル
IBF王者 TJ・ドヘニー(TJ Doheny
WBO王者 アイザック・ドグボエ(Isaac Dogboe

次戦(2018-08-25):vs 大竹 秀典
IBO王者 空位バンタム級(~118ポンド)
WBC王者 空位WBAスーパー王者 ライアン・バーネット(Ryan Burnett

WBA王者 井上 尚弥(Naoya Inoue

IBF王者 エマニュエル・ロドリゲス(Manny Rodriguez

WBO王者 ゾラニ・テテ(Zolani Tete

次戦(2018-10-13):vs ミハエル・アロヤン
IBO王者 マイケル・ダスマリナス(Michael Dasmarinas
次戦(2018-09-29):vs マニヨ・プランジ
スーパー・フライ級(~115ポンド)
WBC王者 シーサケット・ソー・ルンヴィサイ(Srisaket Sor Rungvisai
次戦(2018-10-06):vs イラン・ディアス
WBAスーパー王者 空位WBA王者 カリッド・ヤファイ(Kal Yafai

IBF王者 ヘルウィン・アンカハス(Jerwin Ancajas

WBO王者 空位
IBO王者 ギデオン・ブゼレジ(Gideon Buthelezi

フライ級(~112ポンド)
WBC王者 クリストファー・ロサレス(Cristofer Rosales
次戦(2018-08-18):vs パディ・バーンズ
WBAスーパー王者 空位WBA王者 アーテム・ダラキアン(Artem Dalakian

IBF王者 空位
WBO王者 木村 翔(Sho Kimura

次戦(2018-09-24):vs 田中 恒成
IBO王者 空位ライト・フライ級(~108ポンド)
WBC王者 寺地 拳四朗(Ken Shiro
WBAスーパー王者 ヘッキー・ブドラー(Hekkie Budler

WBA王者 カルロス・カニサレス(Carlos Canizales

IBF王者 ヘッキー・ブドラー(Hekkie Budler

WBO王者 アンヘル・アコスタ(Angel Acosta

IBO王者 空位
ミニマム級(~105ポンド)
WBC王者 ワンヒン・ミナヨーシン(Wanheng Menayothin
次戦(2018-08-28):vs ペドロ・タデュラン
WBAスーパー王者 空位WBA王者 ノックアウト・CP・フレッシュマート(Knockout CP Freshmart

IBF王者 京口 紘人(Hiroto Kyoguchi

次戦(2018-09-25):対戦相手未定
WBO王者 ビック・サルダール(Vic Saludar
IBO王者 シンフィエ・フォンコ(Simphiwe Khonco

前回更新時(7月2日)からの変動
クルーザー級
WBSSの決勝戦はアレクサンダー・ウシクがムラト・ガシエフを大差の判定で破り、初代王者となりました。
同時にクルーザー級の4団体統一も成し遂げました。
優勝したウシクはヘビー級に階級を上げるとの噂も。ウシクが階級を上げた場合、WBOヘビー級王者への指名挑戦権を獲得することになります。
つまりアンソニー・ジョシュアvsアレクサンダー・ウシクのヘビー級タイトルマッチが実現するかもしれません。
それからウシクには5月にデビッド・ヘイとの再戦をKOで制した、トニー・ベリューとの対戦の話もあります。今後の動きに注目ですね。
スーパー・ミドル級
IBFタイトル
カレブ・トルゥーアックスとの再戦を制し、IBF王者となったジェームス・デゲイルでしたが、ベルトを返上したため暫定王者のホセ・ウズカテグイ(ベネズエラ)が正規王者となりました。
デゲールはキャリアの集大成としてビッグマッチを狙っているようです。
恐らくターゲットはWBSSスーパー・ミドル級決勝のジョージ・グロースvsカラム・スミスの勝者でしょう。
ジェームス・デゲールがIBFタイトルを放棄。ホセ・ウズカテグイ戦は実現せず(James DeGale Vacates IBF Title, No Jose Uzcategui Fight)
ミドル級
IBFタイトル
ゲンナディー・ゴロフキンがIBFランキング1位のセルゲイ・デレビヤンチェンコ(Sergiy Derevyanchenko/ウクライナ)との指名選を拒否し、カネロ・アルバレス戦を優先したため、王座が剥奪され現在空位となっています。
そのため、セルゲイ・デレビヤンチェンコとランキング3位のダニエル・ジェイコブスとの王座決定戦が10月27日に予定されています。この試合も注目ですね。
ウェルター級
WBAタイトル
マニー・パッキャオが王者ルーカス・マティセを圧倒。7ラウンドTKOで下し、新チャンピオンとなりました。
テレンス・クロフォードやエロール・スペンス・ジュニア、あるいはワシル・ロマチェンコとのビッグマッチは実現するでしょうか?今後の動向が注目です。
マイキー・ガルシア戦も浮上。ウェルター級制覇も狙うガルシアにとってはパッキャオは格好のターゲットかもしれません。
ライト級
IBF・WBCタイトル
IBF王者のマイキー・ガルシアが、WBC王者のロバート・イースター・ジュニアとの統一戦を制し、2団体統一王者となりました。
無敗同士の王者対決でしたが、ガルシアは3ラウンドにイースターからダウンを奪うなど、完勝の内容だったようです。
ライト級でまだ3戦のガルシアですが、今後は2階級上げて、エロール・スペンス・ジュニアに挑戦するという話も。
これまた今後の動向に注目です。
IBOタイトル
ガーナのエマニュエル・タゴエ(南アフリカ)が王座を返上したため、現在空位となっています。
スーパー・フェザー級
WBOタイトル
WBOランキング2位の伊藤雅雪選手が、ランキング1位のクリストファー・ディアスとの王座決定戦を制し、新チャンピオンとなりました。
いい試合でしたね。海外での王座奪取という点でも快挙です。
ジャーボンテイ・デービスやミグエル・ベルチェルトとの統一戦を早く見てみたいですが、WBOランキングにはライアン・ガルシアやフランシスコ・バルガスといった錚々たるメンツが名を連ねているので、まずは初防衛戦での勝利を願いたいですね。
フェザー級
WBAタイトル
スーパー王者のアブネル・マレスがレオ・サンタ・クルスとの統一戦に敗れたため、スーパー王座は空位に。
暫定王者のヘスス・ロハスが正規王者に繰り上げとなりました。
8月11日に行われたロハスの初防衛戦(?)では挑戦者のジョセフ・ディアスに敗れたものの、ディアスが前日計量で体重超過したため、王座は移動しませんでした(WBAルール)。
スーパー・バンタム級
IBFタイトル
岩佐亮佑(セレス)選手が2度目の防衛戦でアイルランドのTJ・ドヘニーを迎え打ちましたが、惜しくも0-3の判定で敗れ、王座を明け渡しました。
ドヘニー得意の左も不発で、岩佐選手が支配した試合内容だっただけに意外な結果でした。
今月25日に同級WBO王者のアイザック・ドクボエに挑む大竹秀典選手にはいい結果を期待したいです。
フライ級
WBOタイトル
木村翔(青木)選手が中国・青島で行われた2度目の防衛戦で、挑戦者のフロイラン・サルダールを6ラウンドKOで破って防衛に成功しました。
木村選手は来月24日には早くもランキング1位の田中恒成選手と3度目の防衛戦を行う予定です。非常に楽しみですね!
ミニマム級
WBOタイトル
山中竜也選手が2度目の防衛戦で挑戦者ビック・サルダールに判定0-3の負け、王座を奪われました。
中盤までいい展開だっただけに7ラウンドのダウンはもったいなかったですね。再起を期待したいです。
国別タイトル獲得数
国名 | タイトル数 |
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![]() | 17 |
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![]() | 2 |
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![]() | 1 |
![]() | 1 |
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![]() | 1 |
なんと南アフリカにタイトル数で日本が抜かれてしまいました。
重量級から、軽量級まで南アフリカのチャンピオンが名を連ねています。
マイナータイトルのIBO王者が多いので知名度は低いですが、WBSSに登場するWBOバンタム級王者のゾラニ・テテや、ライト・フライ級統一王者ののヘッキー・ブトラーなど、日本人でも名を知られたチャンピオンもいます。
結構テクニカルで、ハードワークな選手が多いようですね。
その国の人気スポーツや強いスポーツが、ボクサーの戦型にも反映されてることってないですか?
南アフリカは黒人(人口の90%)にはサッカー、白人(人口の10%)にはラグビーが人気だそうです。
サッカーが人気の国はフットワークが軽快でフットフェイントのうまい選手が多く、ラグビーが人気の国はパワー系でタフかつ結構フットワークの軽快な選手が多いという印象です。
日本は野球が人気なのでカウンターパンチャーで強い選手が多いとか(来た球を打つ的な)、フィリピンはバスケットが人気なので前後左右にキビキビ動く選手が多いとか。
国民の身体能力に適したスポーツが強くなり、人気も出るはずなのでありそうな気がします。
そのうち記事にまとめてみたいですね。
※出生地でカウントしています。
※統一王者は保持する全てのベルト数をカウントしています。
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