2018年4月15日(日)、WBC世界フライ級タイトルマッチ
比嘉 大吾(白井・具志堅スポーツ) vs クリストファー・ロサレス(Cristofer Rosales/ニカラグア)の試合が行われます。
会場は横浜アリーナ(日本、神奈川県)。
この試合の模様はフジテレビ系列で当日19時57分から生中継されます。
試合結果
〇クリストファー・ロサレス (ニカラグア) 9RTKO 比嘉大吾(具志堅・白井)×
比嘉選手は中盤まで調子が悪いながらもボディーを中心に攻撃を組み立て互角の展開でした。
しかし徐々に手数が上回るロサレスの集中打を浴びる場面が目立ち始め、特に接近戦でのショートのアッパーでダメージを負い、9R開始直後にロサレスのラッシュを浴びたところで比嘉陣営がタオルを投げ、試合は終了となりました。
比嘉選手がプロ初の黒星を喫し、連続KO記録も途絶えてしまいました。
ロサレスは比嘉選手のパンチを受けても全くダメージを受けた素振りを見せず、終始前進し攻撃を続け、完勝の内容でした。
今後比嘉選手にはJBCから何らかのペナルティが課されることになりますが、万全な状態での再起を期待したいです。
新チャンピオンのロサレスはいい選手でしたね。
今後、田中恒成選手とのタイトル戦や、木村翔選手との統一戦があるかもしれませんね。
試合後のコメント
クリストファー・ロサレス選手のコメント
「大変幸せ。待ちに待った瞬間が訪れた」と歓喜に浸った。
比嘉のパンチに力は感じなかった。だから攻撃的にいくことができた」
(サンスポ)
比嘉 大吾選手のコメント
「何も出てこない。改めて話します。ごめんなさい」
(サンスポ)
試合の見どころ
今年2月に地元沖縄で凱旋を果たし、大一番を乗り越えた比嘉選手ですが、早くも4月15日に3度目の防衛戦が決まりました。
挑戦者はニカラグアのクリストファー・ロサレス。
ロサレスの戦績は29戦26勝3敗、3敗はカリッド・ヤファイやアンドリュー・セルビー(リー・セルビーの弟でイギリスのフライ級のホープ)、ケイビン・ララ(井岡選手とも戦った同郷ニカラグアのホープ)など、いずれも世界一線級の選手との判定によるものでした。
これまでダウン経験はなく、昨年10月にはWBCインターナショナルタイトルを獲得、アンドリュー・セルビーとの対戦ではセルビーからダウンを奪うなど、決して楽な相手ではありません。
この試合に比嘉選手が勝てば、今後Superflyシリーズへの出場もぐっと近づきそうです。
残念。比嘉選手の体重超過によりタイトルはく奪
比嘉が日本人初の計量失格で王座剥奪、試合は開催https://t.co/uq3cIw4jmAhttps://t.co/rFffYX8tI0
— boxingアンテナ (@boxing_antena) 2018年4月14日
前日の予備検診での表情が冴えなかった比嘉選手。
減量の調整がうまく行ってない様子で心配されましたが、
今日の計量では初回900gの体重超過、その後、1時間後の再計量を待たずにギブアップし、タイトルがはく奪となりました。
試合は両陣営で協議した結果、フライ級のリミット112パウンド(50.8kg)から10パウンド超の122パウンド(55.3kg)を上限とした当日計量を設け、比嘉選手がクリアした場合は行われることになりました。
比嘉選手が勝った場合はタイトルは空位のまま、ロサレスが勝った場合のみタイトルが移動します。
試合期間が短かったのが災いしたのか、体が大きくなり無理な減量となっていたのか、非常に残念です。
山中-ネリ戦で体重超過に対する日本ボクシング界の目が厳しくなった直後だっただけに今後の処分も厳しくなるかもしれません。
JBC事務局長、比嘉の計量失敗に「厳罰も検討」/BOXhttps://t.co/uq3cIw4jmAhttps://t.co/7E2DmpIkcT
— boxingアンテナ (@boxing_antena) 2018年4月14日
両選手プロフィール
比嘉 大吾 選手のプロフィール
- 名前:Daigo Higa
- 出身地:日本
- 年齢:22歳
- プロデビュー:2014年6月17日
- 身長:161cm
- リーチ:166cm
- 戦績:15戦、15勝(15KO)0敗
- KO率:100%
- スタイル:オーソドックス
クリストファー・ロサレス 選手のプロフィール
- 名前:Cristofer Rosales
- 出身地:ニカラグア
- 年齢:23歳
- ニックネーム:鞭(El Látigo)
- プロデビュー:2013年5月25日
- 身長:161cm
- 戦績:29戦、26勝(17KO)3敗(0KO)
- KO率:59%
- スタイル:オーソドックス
El nicaragüense Cristofer Rosales está a tope en su preparación para su combate titular con el japonés @dk_daigo1130 el 15 de abril en Yokohama por la corona mosca del @WBCBoxing @LPDeportes @hoynoticias @julianisjulius @ponchitasboxeo @CanalDeBoxeo pic.twitter.com/UI7bjc7hp6
— Bayron Saavedra (@Byronsaavedra) 2018年4月4日
(※画像はBoxRecから引用)
比嘉 大吾選手のコメント
--短期の試合間隔について--
「早いなと思ったけど、試合が終わって1週間たたないうちにトレーニングを始めたので、何の問題もない。12回までのどこかでKOを狙う」--連続KO記録について--
「記録に並んだ記憶が消えないうちに、新記録を作ってもっとインパクトを残せるようにしたい」
(サンスポ)
クリストファー・ロサレス選手のコメント
--調整の状況について--
「順調です。とても好調です。
このままの調子で食事やトレーニングにケアを続けていけば何の問題もありません。」--ローマン・ゴンザレスやフェリックス・アルバラードとのスパーリングについて--
「彼らとのスパーリングは非常にありがたいです。
ローマンやフェリックスは比嘉のスタイルを真似て、ガンガン前に出てプレッシャーをかけてくれる。
日本での試合に向けて、あらゆるシナリオに対して準備ができています。」
(http://www.cdb.tv)