バンタム級に階級を上げた井上尚弥選手が、次戦で現WBA正規王者のジェイミー・マクドナルドに挑戦する可能性が浮上しています。
マクドナルドのプロモーターのエディー・ハーンが、5月にマクドノネル vs 井上の試合をイギリスで実現するべく交渉中、との記事が出ていました。
Jaime McDonnell vs. Naoya Inoue in the works for May in Japan
以下、ざっくり訳。
エディー・ハーンがスカイスポーツに語ったコメント
「ジェイミーはもともとソリスとのリマッチを戦い、その後にスーパー・バンタムに階級を上げる予定だったが、井上との対戦はビッグマッチでありチャレンジングなアイディアなので気に入っている。
今週には契約を締結できると考えている。」
ジェイミー・マクドネルが井上選手と戦う根拠
マクドネルは昨年11月、リボリオ・ソリスと6度目の防衛戦を戦い、3ランウド負傷によるノーコンコンテストに終わったため、ソリスとの3度目の対戦が予定されていました。
(3R開始直後のバッティングによりマクドネルが流血、その後ラウンド中に2度レフェリーが試合を止め、ドクターチェックを行ったがドクターは続行を許可、しかしマクドネルのセコンドが抗議して試合は終了となった。)
ドクターが続行を許可したにも関わらず、負傷によるノーコンテストでタイトルを維持できたのは、マクドネルにとっては幸運だったといえるでしょう。
この試合はソリスとのダイレクトリマッチでした。
初戦でもマクドネルが判定勝ちを収めたものの、多くの批判を受けるほど僅差の内容だったので、ソリスとの決着戦はマクドネルにとっては避けられない試合でした。
しかし、ここで井上戦が浮上してきたことはマクドネルにとっては好都合ともいえます。
たとえ115パウンド最強とうたわれた井上選手に負けたとしても、バンタム級最後の試合でビッグマネーを得ることができるからです。
残念ながら、順番待ちをしていたソリスにとっては自分との決着戦を避け、井上選手にスキップされた格好になりますね。
マクドネルの次のターゲットはライアン・バーネット
もし井上選手がマクドネルを倒すとすると、次はスーパー王者のライアン・バーネットがターゲットになります。
WBAバンタム級の統一戦です。
この実現可能性は高そうです。
記事でも、
「ライアン・バーネットもエマニュエル・ロドリゲスとの対戦を避けてIBFのタイトルを手放したように、井上との戦いを避けWBAスーパー王座を返上する事はしないだろう。
なぜなら、もはやバンタム級には他に楽なチャンピオンはいないからだ。
ライアンがザキヤノフやリー・ハスキンスを倒した2017年のように、そのようなタイプのチャンピオンはバンタム級にはもういない。」
と書かれています。
ざっくり訳は以上。
早くも今週中には契約が決まるとのこと。今後が楽しみになってきました。
ジェイミー・マクドネル 選手のプロフィール
- 名前:Jamie McDonnell
- 出身地:イギリス
- 年齢:31歳
- 階級:バンタム級
- プロデビュー:2005年9月16日
- 身長:178cm
- リーチ:183cm
- 戦績:32戦、29勝(13KO)、2敗(0KO)、1引き分け
- KO率:39%
- スタイル:オーソドックス
井上 尚弥 選手のプロフィール
- 名前:Naoya Inoue
- 出身地:日本
- 年齢:24歳
- 階級:スーパー・フライ級
- ニックネーム:(Monster)
- プロデビュー:2012年10月2日
- 身長:165cm
- リーチ:169cm
- 戦績:15戦、15勝(13KO)、0敗(0KO)
- KO率:87%
- スタイル:オーソドックス
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