「世紀の一戦」WBA、WBC、WBOのウエルター級王座統一戦、フロイド・メイウェザーVSマニー・パッキャオの試合は、判定3-0でメイウェザー選手の勝利となりました。
試合は大方の予想の通り、メイウェザーが軽快なステップでパッキャオの攻撃をかわし、カウンターを的確にヒットさせながらポイントを重ねていく、といった展開となりました。
両選手ともさすがに大舞台慣れしてるだけあって、実力を存分に発揮した試合終了までスローダウンを見せない好試合でした(後半はメイウェザーがパッキャオの動きを読み切った感がありましたが)。
パッキャオも踏み込みの鋭さを見せてところどころいいパンチを当てた場面もあったんですが、全体的にはメイウェザーが試合を支配していた印象でした。
もうメイウェザーに勝てそうなライバルと言える選手が見当たらないですね。ロマチェンコがウェルター級まで上がってきてくれることを期待します。
ロマチェンコはエリート過ぎて、パッキャオに感じたようなワクワク感はないですが。
今日の試合結果と、試合後の選手のコメントは以下の通り
WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ (米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドアリーナ)
○フロイド・メイウェザー 判定3-0 マニー・パッキャオ●
以下は、各試合後の選手のコメントです。
フロイド・メイウェザー選手
「彼はすごいファイターだった。なぜ頂点を極めたボクサーなのかがよく分かった。自分は頭脳的にアウトボクシングで攻めた。厳しい相手だった」(SANSPO)
「俺は知的だった。全てを計算し尽くしていた。今までの試合を見てもらえれば分かることだが、同じ試合運びをした。なぜならば、それが勝利への道だからだ」(SANSPO)
「危険な相手には自分の間合いを保ってジャブを打ち続けろという父親の教えを守った。父親とチームの支えがなければ、この勝利はなかった」(SANSPO)
「(パッキャオに対しては)敬意を表したい。彼こそ真の闘士であり、今この瞬間でも偉大なチャンピオンのままだ。実際に闘ってボクシングを極めた人間だということがよく分かった。きょう負けたからといってフィリピンの英雄が否定されるべきではない」(SANSPO)
「(次の対戦相手は)今は自分の勝利を心ゆくまで喜びたい。今まで記者や評論家たちが好き勝手なことを言っていたが、あしたの新聞がどういう記事を載せるか実に楽しみだ」(SANSPO)
マニー・パッキャオ選手
「いい試合だった。勝ったと思った。彼は何もしていないから。何度か(自分の)パンチが当たる場面があった。私が勝ったと思う。彼はよく動き回った」(SANSPO)