2019年11月13日時点での、各団体、各階級の世界チャンピオンの一覧です。
しばらく更新をさぼっている間に顔ぶれがだいぶ様変わりしました。
チャンピオン一覧
ヘビー級(200ポンド超)
アンディ・ルイス・ジュニア
| IBF / WBA / WBO / IBO 王者 次戦(2019/12/07): |
デオンテイ・ワイルダー
| WBC 王者 次戦(2019/11/23): |
クルーザー級(~200ポンド)
ベイバット・シュメノフ
| WBA 王者 |
ケビン・レリーナ
| IBO 王者 |
マイリス・ブリーディス
| WBO 王者 |
空位 | IBF / WBC |
ライト・ヘビー級(~175ポンド)
アルツール・ベテルビエフ
| IBF/WBC 王者 |
ディミトリー・ビボル
| WBA 王者 |
サウル・カネロ・アルバレス
| WBO 王者 |
スベン・フォーンリング
| IBO 王者 次戦(2019/11/16): |
スーパー・ミドル級(~168ポンド)
デビッド・べナビデス
| WBC 王者 |
カレブ・プラント
| IBF 王者 |
カラム・スミス
| WBA 王者 次戦(2019/11/23): |
クリス・ユーバンク・ジュニア
| IBO 王者 次戦(2019/12/07): |
ビリー・ジョー・サンダース
| WBO 王者 |
ミドル級(~160ポンド)
カネロ・アルバレス
| WBA 王者 |
ゲンナディー・ゴロフキン
| IBO / IBF |
ジャーマル・チャーロ
| WBC 王者 次戦(2019/12/07): |
デメトリアス・アンドラーデ
| WBO 王者 |
スーパー・ウェルター級(~154ポンド)
ジュリアン・ウィリアムズ
| IBF / WBA / IBO 王者 次戦(2020/01/18): |
トニー・ハリソン
| WBC 王者 次戦(2019/12/21): |
ハイメ・ムンギア
| WBO 王者 |
ウェルター級(~147ポンド)
エロール・スペンス・ジュニア
| IBF/WBC 王者 |
マニー・パッキャオ
| WBA 王者 |
テレンス・クロフォード
| WBO 王者 次戦(2019/12/14): |
セバスチャン・フォーメラ
| IBO 王者 |
スーパー・ライト級(~140ポンド)
ホセ・ラミレス
| WBC/WBO 王者 |
ジョシュ・テイラー
| IBF/WBA 王者 |
ニコラス・ポンセ
| IBO 王者 |
ライト級(~135ポンド)
ワシル・ロマチェンコ
| WBA / WBO 王者 |
リチャード・カミー
| IBF 王者 次戦(2019/12/14): |
デヴィン・ヘイニー
| WBC |
空位 | IBO |
スーパー・フェザー級(~130ポンド)
ミグエル・ベルチェルト
| WBC 王者 |
テビン・ファーマー
| IBF 王者 |
ジャーボンティ・デービス
| WBA 王者 |
ジャメル・ハーリング
| WBO 王者 |
空位 | IBO 王者 |
フェザー級(~126ポンド)
ゲイリー・ラッセル・ジュニア
| WBC 王者 |
シャクール・スティーブンソン
| WBO |
ジョシュ・ワリントン
| IBF 王者 |
レオ・サンタ・クルス
| WBA 王者 次戦(2019/11/23): |
ツグスソグ・ニャンバイアー
| IBO 王者 |
スーパー・バンタム級(~122ポンド)
レイ・バルガス
| WBC 王者 |
ダニー・ローマン
| WBA / IBF 王者 |
エマニュエル・ナバレッテ
| WBO 王者 |
スティーブン・フルトン・ジュニア
| IBO 次戦(2020/01/18):対戦相手未定 |
バンタム級(~118ポンド)
井上 尚弥
| IBF/WBA 王者 |
ゾラニ・テテ
| WBO 王者 次戦(2019/11/30): |
ナルディーヌ・ウバーリ
| WBC |
ミシェル・バンケス
| IBO 王者 |
スーパー・フライ級(~115ポンド)
ファン・エストラーダ
| WBC 王者 |
ジェルウィン・アンカハス
| IBF 王者 |
カリッド・ヤファイ
| WBA 王者 |
ギデオン・ブゼレジ
| IBO 王者 |
井岡 一翔
| WBO 次戦(2019/12/31): |
フライ級(~112ポンド)
アーテム・ダラキアン
| WBA 王者 |
田中 恒成
| WBO 王者 |
マキシミノ・フローレス
| IBO 王者 |
空位 | IBF/WBC |
ライト・フライ級(~108ポンド)
寺地 拳四朗
| WBC 王者 次戦(2019/12/23): |
京口 紘人
| WBA 王者 |
エルウィン・ソト
| WBO 王者 |
フェリックス・アルバラード
| IBF 王者 次戦(2019/12/23): |
チボ・モナベサ
| IBO |
ミニマム級(~105ポンド)
ワンヒン・ミナヨーシン
| WBC 王者 |
ディージェイ・クリエル
| IBF 王者 |
ノックアウト・CP・フレッシュマート
| WBA 王者 |
ウィルフレッド・メンデス
| WBO 王者 |
空位 | IBO 王者 |
トピックス
ヘビー級
今年6月アンソニー・ジョシュアがアンディー・ルイス・ジュニアにまさかの逆転KO負け。再戦が12月7日に決まっています。リベンジはなるでしょうか?
デオンテイ・ワイルダーも今月23日に、昨年3月に一度対戦し、あわやの場面も作られたルイス・オルティスとの再戦が決まっています。
ワイルダーは唯一KOできなかったタイソン・ヒューリーとの再戦も期待されています。
かつては既定路線に思われたアンソニー・ジョシュア vs デオンテイ・ワイルダーのライバル対決が、だいぶ遠回りしています。
クルーザー級
WBSSで優勝者が決まっていない最後のトーナメント、クルーザー級の決勝は、マイリス・ブリーディス vs ユニエル・ドルティコスに決まっていますが、日程はまだ決まっていません。
論争を呼んだ準決勝のマイリス・ブリーディス vs クシシュトフ・グウォヴァツキ戦のKO決着に対し、グウォヴァツキ側がWBOに提訴したことでWBOが10月に審議を行い、その結果が待たれているようです。
ブリーディスとグウォヴァツキが再戦して決めるのが最もスッキリすると思いますが、どうなるでしょうか?
ライトヘビー級
なんといっても今月初めのカネロ・アルバレスがセルゲイ・コバレフをKOした試合には驚きました。
ゴロフキンとの2戦目で覚醒したのか、メキシカンビーフの力なのか、体格で大きく勝るコバレフのジャブやワンツーを結構被弾しながらもガードで弾き返し、逆にプレッシャーをかけ続けて逆転KO勝利を呼び込みました。
この勝利によりアルバレスは現在ミドル級とライト・ヘビー級の3階級にまたがる2階級で同時にタイトルを保持しています。
幾らでも面白いカードが考えられますね。
ミドル級
10月に行われたゲンナディー・ゴロフキン vs セルゲイ・デレビャンチェンコ戦でゴロフキンは勝つには勝ったものの、デレビャンチェンコのハンドスピードについていけず、試合前から宣言され狙われたボディーにも明確なダメージが見て取れ、負けてもおかしくなかったですね。
ゴロフキンファンとしては少し寂しくなるような内容でした。
またミドル級トップクラスに豪快KOで勝つ姿を見たいですね。
ウェルター級
9月末に行われたショーン・ポーターとのIBF・WBC統一戦での勝利のインパクトも新しい、エロール・スペンスが10月10日、飲酒運転による大事故を起こしました。
幸い骨を折るような重篤な怪我はなかったとのことですが、スペンスは事故後いまだ公の場所に姿を見せておらず、容体が危ぶまれています。
無事であることが一番ですが、これでキャリアが終わってしまうのは実にもったいないし残念ですね。
スーパー・ライト級
WBSSスーパーライト級トーナメントを制したのはジョシュ・テイラーでした。
この勝利でテイラーはIBFとWBAの統一王者となりました。
レジス・プログレイスの攻撃力も、テイラーには及ばなかったようですね。
試合の模様は11月18日にWOWOWエキサイトマッチで放送される予定です。
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12月28日にWBAライト級王座決定戦が予定されている、現WBAスーパーフェザー級王者のジャーボンティ・デービスが、テイラーに対して対戦を望むツイートをしています。
身長差がかなりありますが、面白い試合になりそうですね。是非実現してほしいです。
After 135 I’ll move up to 140 and fight Josh Taylor
— Gervonta Davis (@Gervontaa) October 28, 2019
ライト級
ライト級戦線も面白いですね。
中谷正義選手に追い詰められながらも勝利した米国スター候補のテオフィモ・ロペスがIBF王者のリチャード・コミーに挑戦することが決定しています。
また、WBAスーパーフェザー級王者のジャーボンティ・デービスがとうとうライト級に上がってきます(テビン・ファーマー戦はどうなった?)。
年末にユーリキス・ガンボアとのWBAライト級王座決定戦が予定されています。
スーパー王者のワシル・ロマチェンコとの統一戦も期待されますね。
それから、若干20歳でメイウェザー2世とも期待されるデヴィン・ヘイニーがWBCのチャンピオンになっています。
フェザー級
フェザー級も強いチャンピオンが揃いましたね。シャクール・スティーブンソンにジョシュ・ワリントン、ツグスソグ・ニャンバイアーといった無敗王者が並んでいます。
このうちWBC王者のゲイリー・ラッセル・ジュニアとIBO王者のツグスソグ・ニャンバイアーとの対戦が来年早々に実現するようです。
バンタム級
WBSSバンタム級トーナメント決勝は、井上尚弥選手がノニト・ドネアを判定で下し優勝を決めました。
準々決勝、準決勝を見てきたファンにとっては予想外のハラハラする試合でしたね。
ドネアの気迫もパンチ力もすごかった。
2Rに食らったドネアの左フックによるダメージの影響もあったと思いますが、後半はドネア曰く「事前分析で当たる事が分かっていた」という井上選手の左ジャブにかぶせるドネアの右ストレートが何発も直撃して、あわやという場面も作られました。
試合後、井上選手が眼窩底骨折をしていることが分かりました。
2週間~1カ月の経過観察が必要ですが、まず手術はせずに治る見込みとのこと。
無事を祈りましょう。
眼窩底骨折の治療
保存治療
眼球運動の練習を行います。
眼球運動の練習方法は自分の目の前に何かを吊り下げて顔を動かさずに目だけを左右に動かす運動を行います。
この治療で複視が消失すれば手術の必要はありません。手術せずに回復が期待できる場合でも期間(1ヶ月~半年後程度)かかります。期間短くするために手術行うこともあります。
手術治療
保存治療を2週間程行っても症状が改善されない場合は手術になります。眼窩の骨は薄いため、骨欠損が生じる可能性が高く、欠損により眼球の位置が安定しない場合、医療材料で骨欠損を再建します。
再建材料として、骨移植、軟骨移植、チタン、吸収性プレート(人体の中で分解され吸収されてしまうプラスチック)などがあります。また複視などの眼球運動障害の異常が認められた場合、早めの手術が必要になることがあります。
(宮原眼科医院:眼窩底骨折)
弟の拓真選手も惜しかったですね。ヤップを倒しての挑戦だっただけに何としても勝ってほしかったですが。
でも強いチャンピオンをあと少しのところまで追い詰めました。
スーパーフライ級
WBO王者の井岡一翔選手が年末に江藤光喜を大差判定で下し指名挑戦者となったハビエル・シントロンと初防衛戦を迎えます。
年末の日本での試合は2016年以来、3年ぶりになりますね。
会場は大田区総合体育館です。
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