Boxing アンテナ

最新ボクシングニュースのアンテナサイト

注目の試合

【海外反応】IBFライト・フライ級タイトルマッチ ヘッキー・ブドラー vs 京口紘人 戦評【2018年のファイト・オブ・ザ・イヤー!】

2018年12月31日に行われたIBF世界ライト・フライ級タイトルマッチ ヘッキー・ブドラー vs 京口紘人 の試合が海外で高い評価を受けていたので紹介します。

以下が、海外のYoutubeボクシングチャンネル「RRT BOXING with Mr.A」での戦評です。

ホストのMr.A氏はこの試合を2018年をファイト・オブ・ザ・イヤーと評するほどの絶賛ぶりでした。

RRT BOXING with Mr.A氏の「ヘッキー・ブドラー vs 京口紘人」戦評

RRTボクシングショーのホストMr.Aがたった今見た試合の感想動画を撮影しているところだが、この試合を2018年のファイト・オブ・ザ・イヤーに決めた

京口紘人がヘッキー・ブドラーを破った試合だ。

この試合は素晴らしかった。まさに2018年の年間最高試合に値する内容だった。

俺にとってボクシングの全てが詰まっていた。

両者ともパンチのバリエーションやスピード、強弱の切り替え、全て完成度が高かった。

しかもハードなフットワークがあり、ホールディングも少なく、そしてボディーショットが飛び交っていた。

互いに全ての技術を出し合い、各ラウンドが拮抗したシーソーゲームだったが、パワーに勝る紘人に試合がはっきりと傾き勝者となった。

紘人の左ボディー

3ラウンド目にこの試合の火が付いた。

このラウンドでヘッキーと比べて紘人の経験の少なさが見て取れた。

前に出てくる紘人に対し、ヘッキーはジャッジに印象付けるような連打を放ちポイントを獲ろうとした。

それに対して紘人はステップバックしメキシカンスタイルかプエルトリカンスタイルか、あるいはジャパニーズスタイルかよく分からないが、左フックを返した。

俺は日本の文化をよく知らないが、過去に日本にはレフトフックで鳴らした男がいたのかもしれない。

半年前に始めたこのチャンネルだが、俺が日本のボクシングを調べたり、日本に行ったことのある知り合いに聞いて分かったことは、この左フックはボデイーをとんでもなく痛めつけるということだ。

特に紘人のボディーショットはボデイーを抉(えぐ)るようなパンチだ。

ヘッキーはそのボデイーを試合中に何発も食らった。

その蓄積が最終的にヘッキーを試合続行不能にした。

ところで3ラウンド目の中盤あたりにヘッキーが足をひねったことに気づいただろうか?

まぁこれは負けた言い訳にはならないし、ヘッキーはその後も動き回っていたが。

双方ともに、アッパーカットにアッパーカットを、ジャブにジャブを返した。

互いにフットワークを使って相手を惑わせ、ハードに打ち合った。

紘人はディフェンスも優れていた

ディフェンスに関していうと、この試合を見た多くの人はヘッキーの敗因が京口とのパワーの差にあったと言うかもしれない。

しかし、紘人のディフェンス技術もこの試合の勝敗を分けた大きなポイントだった。

紘人は相手のパンチを受ける際、常に顎を肩に深くうずめていた。

また、グローブを前に突き出し、体を丸めて頭頂部を相手に向けることでもパンチの衝撃を減らしていた。

ヘッキーは連打で紘人を下がらせてジャッジに印象付けようとしていたが、紘人はノーダメージだった。

ラウンド・バイ・ラウンド

俺の採点では、1、2、3、4ラウンドは紘人、5、6、7ラウンドはブドラーが取っていた。

8、9ラウンド、そしてもちろん紘人がショー(試合)を終わらせた10ラウンドは紘人がとっていた。

8ラウンドは紘人につけたが、実績を重ねてきた実力者のヘッキーは底力も見せた。

2018年のファイトオブザイヤーらしい瞬間だった。

2019年は拳四朗との統一戦に期待

少し話がそれるが、最近このチャンネルに登録した人に向けて。

このショーはお前らのショーだ。引き続きこのショーを成功させていってほしい。

各大陸で17階級のベルトを競って行われる試合をカバーしていく。

京口紘人もそうだが、拳四朗も最近発見しそしてファンになった。

いずれも見過ごされがちな軽量級の選手だ。今後もどんどん注目していきたい。

すでにアナウンスされているか分からないが、拳四朗は2019年に京口紘人と対戦するかもしれない。

そうなったら非常に楽しみだ。

8ラウンドの攻防

話を戻そう。

8ラウンド、紘人はプレッシャーをかけヘッキーを後ろに下がらせた。

ヘッキーは最後の踏ん張りで激しく殴り合い、根性を見せた。

ヘッキーにもう少しパワーがあったら結果は違っていたかもしれない。とにかく執拗に動き続けた。

一つ付け加えると、俺は5、6、7ラウンドをヘッキーにつけたが、7ラウンドにヘッキーが攻勢に出た際、紘人が対応できなかったらダメージが蓄積されノックアウトされていただろう。

しかし紘人は自分のペースを保ち、スピードとより強いパワーショットで対抗した。

スピードと言っても単なるハンドスピードではなく、戦う上での展開の速さのことだ。

ヘッキーもフットワークを使い、向かい合って戦おうとした。

ヘッキーのハンドスピードに、紘人のパンチは少し遅れを取っていた。

ヘッキーは素早くパンチを当てるとすぐに身をかわし、ポイントを獲っていた。

ヘッキーはサイドステップで紘人の横に回り、アッパーカットを繰り出した。

それに対し紘人は右のカウンターを打ち返した。

しかし、この場面ではヘッキーが老獪さで少し上回っていた。

5、6、7ラウンド紘人はポイントで劣勢だったが、紘人は休みながらうまく戦ったともいえる。

そして8ラウンド、依然として拮抗したラウンドだったが、ラウンド中にヘッキーはボディーに強烈なパンチを受けた。

試合を通して紘人はヘッキーのベルトライン辺りにしきりにパンチを集めていたが、この時ヘッキーは「ウゥー」と呻き声を上げて身をかがめた。

ヘッキーはそれまでうまく平静を装っていたが、この時はさすがに苦しい表情が見て取れた。

そして9、10ラウンド、試合終盤に至っても五分五分の打ち合いを続けた。

9ラウンドを思い返すと、ラウンドの途中でヘッキーが唾を吐き出す姿を見て、呼吸の乱れが見て取れたが非常に面白いポイントだった。

2019年は「拳四朗 vs 京口紘人」の試合に期待したい

新規登録者のみんな、どうやってこのチャンネルにたどり着いたのか知らないが、良い年を迎えてくれ。

この試合が2018年のRRTボクシング・ショーのファイト・オブ・ザ・イヤーだ。

2019年には拳四朗と京口紘人の統一戦が実現するかもしれない。楽しみな年になる。


終りに

試合の動画は検索すれば見つかると思うので是非探して見てください。非常に面白い試合でした。

今年中に拳四朗選手と京口選手の統一戦が行われるかはわかりませんが、実現したら非常に楽しみですね。

こちらの記事も読まれています


 

-注目の試合
-, ,

Copyright© Boxing アンテナ , 2019 All Rights Reserved.