2018年5月25日(金)、WBC世界ライト・フライ級タイトルマッチ
寺地 拳四朗(B.M.B) vs ガニガン・ロペス(Ganigan Lopez/メキシコ)の試合が行われます。
会場は東京、大田区総合体育館。
2018年5月25日(金)当日、フジテレビ系列で19時57分から生中継されます。
※関西地域では野球中継後の21時から放送されます。
拳四郎選手の試合はダイジェストが放送されるようです。その後に井上選手の試合がライブ中継されます。
※野球中継に延長はありません。
試合結果
〇寺地 拳四朗(B.M.B) 2R KO ガニガン・ロペス(メキシコ)×
1Rは両者慎重な立ち上がりで、ジャブの指し合い&フェイントの掛け合いで終わりましたが、
2Rになると、拳四郎選手の右がロペスの顔面をとらえ始めます。
ロペスも大ぶりの左を放ち反撃しますが、拳四郎選手はひらりとかわします。
今度は、サウスポーのロペスに対し、拳四郎選手の右ボディが1発ヒット。
更に追い打ちの右ボディーがクリーンヒットするとロペスがダウン。
ロペスは10カウント中に立ち上がることができず、拳四郎選手のKO勝ちとなりました。
試合後のコメント
寺地 拳四朗のコメント
--一年前の相手ガニガン・ロペスに対し、どんな思いで臨んだのか?--
「最初の1ラウンドは緊張感がありましたが、自分の距離がとれていたので、いけるかなと感じました。」--次回(4度目の防衛戦)に向けて一言--
「みなさん今日は応援ありがとうございました。
今日はこんなに早く試合が終わるとは思ってなかったんですけど、うれしいです。
もうちょっと見たいという方は、また次回かっこいいところを見せるので、これからも会場に来て応援をよろしくお願いします。」
(フジテレビ)
ガニガン・ロペス選手のコメント
--試合内容について--
「早い段階で終わって落ち込んでいる」--拳四朗のパンチについて--
「少しパワーが増したように思う」--再々戦について--
「そのチャンスが来るのは難しいが、待ちたい。
現役は続ける」
(サンスポ)
試合の見どころ
拳四郎選手の3度目の防衛戦は、初の世界タイトルを獲得した相手、元王者ガニガン・ロペスとの再戦です。
ロペスは現在ランキング1位、WBCの指名挑戦者です。
初戦は採点が2-1と割れた接戦でした。
初防衛戦のペドロ・ゲバラ戦も接戦の判定でしたが、前回の2度目の防衛戦では挑戦者のペドロサを圧倒し4回KO。
チャンピオンになり初のKO勝利を上げました。
手ごわいロペス相手に連続KO勝利を期待したいです。
2018-5-24 前日計量
**WEIGH-IN**
Ken Shiro and Ganigan Lopez hit the scales ahead of their WBC title clash in Japan.
📸 Naoki Fukuda pic.twitter.com/GQwQxIb1q3
— World Boxing News (@WorldBoxingNews) 2018年5月24日
拳四郎選手、ロペス選手ともに48.7kg(117.5lbs)で無事計量をパス。
※ライトフライ級のリミットは49kg(108lbs)
計量後の拳四朗のお楽しみは、西麻布の高級焼肉店『けんしろう』の特製弁当。今回は山形牛半頭分のシャトーブリアンで作った握り寿司、総額8万6400円を存分に堪能した。明日は「KOはしたいけど、無理には行かない。カウンターで倒せたらベスト」。テーマは自分の距離だ。取材/船橋真二郎 pic.twitter.com/daPwPXV4Z9
— ボクシング・マガジン(毎月15日発売❗) (@boxing_magazine) 2018年5月24日
計量後、8万円の高級和牛握り寿司に舌鼓をうつ拳四郎選手
両選手のコメント
拳四朗 選手のコメント
--試合に向けての意気込みは?--
「ロペスをKOで倒したい。KO以外は求めていない。」--フィリピンでのトレーニングについて--
「フィリピンにはロペスのようなサウスポーの優れた選手がたくさんいる。クリス・アルファンテはロペスと体形もファイト・スタイルもよく似ている。」
※アルファンテの他に、ロバート・オンゴカンや、元世界タイトル挑戦者のジョナサン・タコニングと一緒にトレーニングをしている。
--統一戦の予定は?--
「統一に向けて急いではいない。ロペスとの指名試合を防衛したら、2試合ほど防衛戦を行うつもりだ。
その後、統一に向けて話し合いたいと思う。」
(realfight.ph)
「サウスポーで多少やりにくいが、2回目なので今度はバッチリ倒したい」
「比嘉選手みたいに倒したい。8回ぐらいに倒してダブルピースで決めたい。」
(スポニチAnnex)
ガニガン・ロペス選手のコメント
2018-5-21 公開練習後のコメント
「拳四郎に負け世界タイトルを失ってから、ずっと世界戦での再戦を待っていたが、ついにその日が近づいてきた。
全ラウンドを通して常に強硬にかつ慎重に戦い、タイトルを取り戻したい。」
(NotiFight)
2018-5-18 日本到着時のコメント
「身体のコンディションは何の問題もない。好調だ。
明日試合してもいいくらいだ。
私は何回か拳四郎との初戦のビデオを見直したが、間違いなく私が勝っていた。
今回はもっと明確に打ち倒す必要があるだろう。」
(NotiFight)
以前のコメント
--日程が変更したことについて--
「日程が1か月以上変更となったが、その分入念に準備ができる。これまで2か月間準備を続けてきて最終段階にあるが、まだまだハードワークを継続し、特に技術面で磨きをかけるつもりだ。」
--再戦に向けての意気込みは?--
「我々は日本でタイトルを獲得するというゴールを目指している。既に一度は達成できたゴールだ。もう一度できる自信がある。
ハードな練習をして目標を達成し、再びマウリシオ・スライマン(WBCの現会長)からチャンピオンベルトを受け取りたい。」
--拳四郎選手について--
「既に互いを知っている。しかし、今度は前と同じ試合内容にはならない。
彼(拳四郎)が自分のスタイルを変えることはないだろう。
毎日ジムで、彼を攻略するための綿密なリハーサルを繰り返しているよ。」
(elarsenal.net)
--クレンブテロール肉問題について--
「クレンブテロールの件はデリケートな問題だ。我々は今後も肉を消費し続ける。
トレーニングが終わった後に肉を食べることもよくある。
試合に向けて準備しているときも量は減るが肉を食べる。
普段食べている肉にクレンブテロールが入っているか本当のところは分からない。
普段肉を買う店でも信用できない。
特に試合に向けて準備している最中はかなり気にかかる問題だ。
もし検出されれば、我々はチーター(cheater=卑怯者)と言われるだろう。
たとえ意図的じゃなくても。」
--試合が延期したことについて--
「我々は1月からすでに準備を始めている。しかし日程が変更となったことで準備のプランを変更した。
すこし休んで体調を整え、体力強化に取り組む予定だ。」
(esto.com.mx)
両選手プロフィール
寺地 拳四朗 選手のプロフィール
- 名前:Ken Shiro
- 出身地:日本
- 年齢:26歳
- 階級:ライト・フライ級
- プロデビュー:2014年8月3日
- 身長:164cm
- リーチ:164cm
- 戦績:12戦、12勝(6KO)0敗(0KO)
- KO率:50%
- スタイル:オーソドックス
フィリピンのエロルデ(Elorde)ジムで合宿を行う拳四郎選手
El campeón mínimosca CMB, Ken Shiro, está llevando a cabo un campamento de entrenamiento en el Gimnasio Elorde de Filipinas. El 25/5, el japonés enfrentará en su país a Ganigan López, en pleito revancha. pic.twitter.com/lIcGxkOpOV
— Peleadores del SN (@PeleadoresSN) 2018年3月10日
ガニガン・ロペス 選手のプロフィール
- 名前:Ganigan Lopez
- 出身地:メキシコ
- 年齢:36歳
- 階級:ライト・フライ級
- ニックネーム:(El Maravilla)
- プロデビュー:2003年8月7日
- 身長:165cm
- リーチ:166cm
- 戦績:36戦、29勝(18KO)7敗(1KO)
- KO率:50%
- スタイル:サウスポー
(※画像はBoxRecから引用)
過去試合動画
[2017年5月20日] ガニガン・ロペス vs 拳四朗 初対戦(WBC世界ライト・フライ級タイトルマッチ)
拳四郎選手は初の世界挑戦。ロペスは2度目の防衛戦だった。