
内山、パーフェクトボディーでV11だ「悪いところない」/BOX
計量をクリアした内山が芸術的な肉体を披露した。ファイティングポーズをとると、無駄な脂肪が一切なく、浮き上がる筋肉。国内歴代2位のV11へ死角はない。
計量をクリアした内山が芸術的な肉体を披露した。ファイティングポーズをとると、無駄な脂肪が一切なく、浮き上がる筋肉。国内歴代2位のV11へ死角はない。
31日に大阪で開催されるプロボクシングのダブル世界戦の前日計量などが30日、同市内で行われた。IBFミニマム級王者の高山勝成(32)=仲里=は計量をリミットの47・6キロでパス。左まぶたのけがでスパーリングをせずに臨む一戦にも「KOであっても判定であっても自分が勝利者であることが第一」と自信をみせた。挑戦者のアルグメドは計量を全裸になって何とかパス。「KOでしか勝つことはできないと思っている。故郷に王座を持って帰る」と気合を入れたが、高山は「それは不可能。あり得ない」と切り捨てた。
31日に東京で開催されるWBAダブル世界戦の調印式と前日計量が30日、試合会場の大田区総合体育館で行われた。Lフライ級王者の田口良一(29)=ワタナベ=はリミットの48・9キロ、挑戦者で同級7位のルイス・デラローサ(30)=コロンビア=は48・3キロでクリアした。
WBO世界Sフライ級王座を初防衛した井上尚弥(22)=大橋=が勝利から一夜明けた30日、横浜市内で記者会見した。圧巻の2回TKO勝ちをおさめ、1年ぶりの復帰戦を制した井上は「1年間やってきたことが、すべて結果につながった。いい新年が迎えられる」と満足そうに振り返った。
WBO世界ミニマム級タイトルマッチの調印式と前日計量が30日、名古屋市内で行われた。初防衛戦となる王者の田中恒成(20)=畑中、同級4位で挑戦者のビック・サルダール(25)=フィリピン=は計量をともに47・5キロでパスした。
31日に行われるプロボクシングダブル世界戦の調印式が30日、大阪市内のホテルで行われ、WBA世界フライ級王者の井岡一翔(26)=井岡、挑戦者の同級2位・ファンカルロス・レベコ(32)=アルゼンチン=はともにリミットの112ポンド(50・80キログラム)でクリアした。
2015年のボクシング界は、日本選手が次々と海外へ旅立った1年だった。前WBC世界Sフェザー級王者の三浦隆司(31)=帝拳=が米ネバダ州ラスベガスで大型興行に出場したのをはじめ、WBA世界Sフライ級王者の河野公平(35)=ワタナベ=と3階級制覇の亀田興毅(29)がシカゴでタイトルマッチ、WBCミドル級4位の村田諒太(29)=帝拳=もプロ転向から2年でラスベガスデビューを果たした。
2階級制覇をしましたが、達成感はありません。誰々と試合をしたいというのはありますが、そもそも目標というのがない。いまはまだ、どこが頂点なのかもわかりませんから。3階級制覇や海外での試合、最多防衛記録の更新であっても、それはゴールではない、と思うのです。
眠っていた若き王者の闘争本能がよみがえった。2回だ。強烈なジャブから右ストレートでダウンを奪うと、立ち上がったパレナスに襲いかかった。再びジャブ、ガードの上への右ストレート。挑戦者をリングに沈めた。ゴングから260秒。パンチ99発を繰り出し、自己最短のKO勝利。完全復活を強烈に印象づけた。
プロボクシング・ダブル世界戦(29日・東京有明コロシアム)WBO世界Sフライ級王者の井上尚弥(22)=大橋=は同級1位ワルリト・パレナス(32)=フィリピン=を2回TKOで退け、初防衛に成功した。リングサイドで試合を見届けた、井上の母・美穂さん(44)は、「1年間試合ができなくて練習を積んでいた。楽しみで仕方がなかった」と振り返った。今月1日に結婚した神奈川・相模原青陵高の同級生、咲弥さんはスタンドで観戦していたという。「(井上は)結婚して自分にプレッシャーをかけたのでは」と息子の成長に目を細めた。
勝者を告げるアナウンスが響くと、八重樫は両拳を突き上げ、歓喜の雄たけびを上げた。1年ぶりとなるLフライ級での再挑戦で最大13ポイント差がつく圧勝。日本勢史上3人目の3階級制覇を果たした。
プロボクシング(29日、有明コロシアム)井上尚弥の前座で、同じジム所属の2人の肉親が連勝で弾みをつけた。アマ5冠のいとこの浩樹はプロデビュー戦で、インドネシア選手に1回KO勝ちを収めた。「しっかり差を見せつけられた」と満足げ。東洋太平洋Sフライ級王者の弟、拓真は判定で初防衛に成功した。タフなフィリピン選手をKOできず「倒そうと意識し過ぎた」と反省したものの、戦績を6戦6勝とした。
プロボクシング・ダブル世界戦(29日・東京有明コロシアム)WBO世界Sフライ級王者の井上尚弥(22)=大橋=は、同級1位のワルリト・パレナス(32)=フィリピン=と対戦し、2ラウンドTKO勝ちで初防衛に成功した。
プロボクシング・ダブル世界戦(29日・東京有明コロシアム)国際ボクシング連盟(IBF)と世界ボクシング機構(WBO)のダブル世界戦12回戦が行われ、IBFライトフライ級8位の八重樫東(32)=大橋=が、王者ハビエル・メンドサ(24)=メキシコ=に3-0で判定勝ちした。
ボクシングの日本フェザー級タイトルマッチ10回戦は29日、東京・有明コロシアムで行われ、王者の細野悟(大橋)が同級1位で元世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級王者の下田昭文(帝拳)に2-1で判定勝ちした。所属ジムの大橋秀行会長が位置付けた「世界挑戦者決定戦」をものにし、3度世界王座奪取に失敗している32歳の細野は「必ず世界王者になりたい。後は会長に任せる」と述べた。
ダブル世界戦(31日・エディオンアリーナ大阪)の予備検診が29日、大阪市内で行われ、世界ボクシング協会(WBA)フライ級王者の井岡一翔(井岡)、国際ボクシング連盟(IBF)ミニマム級チャンピオンの高山勝成(仲里)ら出場4選手に異常はなかった。
自分はもともと最短とか、そういうことは気にしていませんでした。本当にボクシングを楽しみたい、と思っていました。
闘争本能がよみがえってきた。1年ぶりの計量を一発でクリアした井上は闘志をみなぎらせた。