1月28日、前WBC世界スーパー・フェザー級王者で同級1位の三浦隆司選手が、同級2位のミゲール・ローマン(Miguel Romanメキシコ)選手と対戦します。
(画像は日刊スポーツからの引用です)
会場は、アメリカ、カリフォルニア州インディオ・スプリングスのファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノ
三浦選手は、昨年5月にフィリピンのミグエル・ボルボンと対戦してから、およそ8か月半ぶりの試合となります。
同日、メインイベントでは、現WBCチャンピオンのフランシスコ・バルガス(Francisco Vargasメキシコ)が、同級7位のミグエル・ベルチェルト(Miguel Bercheltメキシコ)との2度目の防衛戦を行います。
三浦、バルガス両選手ともに勝てば、次戦での再戦が決定するとのこと。
三浦選手の対戦相手ミゲール・ローマンの情報
・名前:ミゲール・ローマン(Miguel Roman)
・年齢:31歳
・身長:165cm
・出身地:メキシコ
・戦績:67戦、56勝(43KO)、11敗(1KO)
・スタイル:オーソドックス(右利き)、ファイタータイプ
11敗していますが、2013年からは18連勝中です(18試合のKO率は83%)。
WBCランキングも三浦選手に次ぐ2位につけています。
腕が太くて見るからにパンチ力がありそうです。ここ最近は早い回でのKO勝ちが多く危険な相手ですね。
ミゲール・ローマンの過去試合動画 対ジェロペ・メルカド(フィリピン)戦
ミゲール・ローマンの過去試合動画 対ジュリ・ギナー(スペイン)戦
WOWOWでの三浦選手へのインタビュー(※一部引用)
- 練習の調子は?
三浦:今、順調に練習できています。怪我もなく、体調もすごくいいので、このまま体調を維持して必ず勝ちます。- 32歳、衰えを感じることは?
三浦:ぜんぜん感じないですね。体力的にも若い頃より付いてきています。
年齢的な衰えというのは、徐々にではなくて、いきなりガクっと落ちるらしいので、そのギリギリまで戦えるんじゃないかと思っています。今、世界で戦っている強い選手も30代が多いので、むしろ30歳からがピークなんじゃないかと。
- 今 思うこと
三浦:まずは世界チャンピオンに返り咲く。それが一番で、あとは限界がくるまで強い相手とどんどん戦っていきたいですね。あと一回負ければ終わりだと思ってるので、それまで頑張りたい。
- ファンへ
三浦:必ずKOで勝ちます。
応援よろしくお願いします。ボンバー!
三浦隆司とバルガスの再戦をぜひ期待したいです。
三浦隆司vsミゲール・ローマン、フランシスコバルガスvsミグエル・ベルチェルトの試合は、1月29日午前11時からWOWOWメンバーズオンデマンドでライブ配信されます。
試合結果
〇三浦隆司 12回KO ミゲール・ローマン×
三浦隆司が12回KOでミゲール・ローマンを倒しました。
三浦選手は、序盤から中盤はローマンの接近戦での回転の速いパンチにやりづらそうでしたが、
5回に一気にラッシュをかけ、10回には会場をどよめかせるドスンという左ボディブローでローマンをマットに沈めました。
それでも食い下がるローマンを11回にはロープ際の連打で、12回には狙いすました左ストレートでノックダウンすると、
最後はカウントアウトで勝利しました。
〇ミグエル・ベルチェルト 11回TKO フランシスコ・バルガス×
25歳のミグエル・ベルチェルトがフランシスコ・バルガスを一方的に打ち込んで11回TKOで勝利しました。
これほど差のある展開になるとは思わなかった。驚きました。
ベルチェルトのパンチの着弾率は45% (430/947)だったとのこと。かなりの的中率です。
特にベルチェルトの前進しながら打つジャブとストレートにバルガスは対応できていませんでした。
接近戦の連打でも体の軸のぶれないベルチェルトは、回転の速さでも正確さでもバルガスを上回っていました。
5回にはバルガスの顔面は傷だらけに。もっと早い回に終わっていてもおかしくない一方的といっていい試合展開でした。
三浦vsバルガスの再戦を期待していただけに、バルガスの敗戦は残念でした。
ベルチェルトは強かった。
もしベルチェルトとのタイトルマッチが決まれば、バルガスより難敵かもしれません。
メキシコ人選手の凄味を感じた両試合でした。
"ALACRAN" BERCHELT'S GREEN AND GOLD DREAM FULFILLED https://t.co/VvyaDQfxFv via @WBCBoxing pic.twitter.com/yGNLnTqdoU
— World Boxing Council (@WBCBoxing) 2017年1月31日