2019年6月22日(土)
キックボクシングの神童、那須川 天心(TEPPEN) 対 元3階級王者の亀田 興毅(協栄)のスペシャルワンマッチがAbemaTVの企画で実現します。
会場は不明です。※分かり次第追記します。
この試合の模様はAbema TVで6月22日(土)19:00から生中継されます。
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試合の見どころ
この試合、亀田興毅選手の4年近いブランクや那須川天心選手のボクシング競技への適応、二人の階級の違い、具体的なルールがどうなるかなど、様々な不確定要素が多いですが、一番の期待は那須川選手のボクシング技術の進化が見られるかにあるでしょう。
特に那須川選手が公言するKO勝利はなるのか?
キックボクシングで24KOしている那須川選手ですが、パンチでKOした試合でも、ダメージを与えていたのはやはりミドルキックや膝蹴りなど、蹴りによる攻撃が主でした。
ボクシング関係者のコメントでも那須川選手のパンチの当て勘には定評がありますが、パンチのダメージによるKO勝利というのは少ない印象です。
キックルールにおいては当然と言えば当然かもしれませんが。
試合でのパンチの着打音を聞けば、那須川選手には相当なパンチ力があると思われますが、これまでの対戦相手は那須川選手のパンチを受けても構わず前進してきました。
パンチで相手を倒しきるためには、上下の打ち分けやりフェイントなど、より高いボクシングテクニックの獲得が求められるでしょう。
実際に、メイウェザー戦後の4月のRIZIN15のフリッツ・ビアグタン戦では、上下の打ち分けや足を止めての連打の打ち合いを、6月2日ののRIZIN16でのマーティン・ブランコ戦でも右のオーバーハンド一撃で相手の額を割るなど、パンチの攻撃の幅の広がりを見せています。
今回のボクシングマッチを迎えるあたり、更なる進化が期待されます。
特に相手は元世界王者の亀田選手相手です。
現役から4年近く遠ざかっているとはいえ、ガードが固く強烈なショートカウンターを持つ亀田選手と打ち合ってKOを奪うことは至難の業に違いありません。
それから那須川選手のフットワークも注目です。昨年末のメイウェザー戦では簡単に距離を詰められ、コーナーに追い込まれてしまいました。
階級にかなりの差があり、メ―ウェザーが全く那須川選手のパンチに脅威を感じていなかったこともありますが、キックルールでは前蹴りやローキックなどで相手の前進を止めて距離をとることができていたのが、ボクシングではできません。
サークリングなど、相手にプレッシャーをかけられたときのボクシング的なフットワークの対応が求められます。
一方の、元3階級王者の亀田興毅選手といえば、相手の内側に踏み込んでグッと打ち込む左ストレート(ノーモーションの左)や亀ガード(のぞき見ガード)で相手のパンチをはじいて打ち込むショートのカウンターなどのパワフルな攻撃で、特にライトフライ・フライ級で多くのKO勝利を上げました。
現役時代、特に全盛期の亀田選手ならまず勝利は固いでしょうが、ブランクを経てどこまで力を取り戻せるかは不確定なところです。
さらに今回、亀田選手がKOで勝つと1,000万円を獲得することが決まっていますが、バンタム級に階級を上げてからKO勝ちがぐっと減った亀田選手にとって、競技が異なるとはいえ2階級上のフェザー級で今の格闘界のTOP選手からKOを奪えるかとなると、難しいかもしれません。
6月8日現在、ルールの詳細やラウンド数などはまだ発表されていません。
那須川選手がヘッドギアなしでの試合を臨んでいることから、メイウェザー戦や、前回のAbemaTVでの企画(「那須川天心に勝ったら1000万円」)よりも、ぐっとプロボクシングに近いルールとなりそうです。
那須川選手がボクシング技術の進化を見せて勝利しボクシングロードの歩みを続けるか、亀田選手が大きな壁となってはじき返すのか、興味深い試合です。
緊迫感のある戦いを期待したいです。
両選手プロフィール
那須川 天心
- 名前:Tenshin Nasukawa
- 階級:フェザー級(57.0kg)
- 出身地:日本
- 年齢:20歳
- ニックネーム:神童
- 身長:165cm
- 戦績:0戦、0勝(0KO)0敗(0KO)
※キックボクシングの戦績は31戦31勝(24KO)0敗 - スタンス:サウスポー
亀田 興毅
- 名前:Koki Kameda
- 階級:バンタム級(55.3kg)
- 出身地:日本
- 年齢:32歳
- ニックネーム:浪速の闘犬
- プロデビュー:2003年12月21日
- 身長:165cm
- リーチ:168cm
- 戦績:35戦、33勝(18KO)2敗(0KO)
- KO率:51%
- スタンス:サウスポー
(※画像はBoxRec、knockout.co.jpから引用)
那須川天心選手の過去試合動画
[2019年6月2日] 直近の試合動画 RIZIN 16 vs マーティン・ブランコ戦
2R1分過ぎに右のオーバーハンドでブランコの額を割った。
[2019年4月21日] RIZIN 15 vs フリッツ・ビアグタン戦
パンチのコンビネーションの進化を見せた。
[2018年12月31日] RIZIN 14 vs フロイド・メイウェザー・ジュニア戦
メイウェザーのプレッシャーに簡単にコーナーに追い詰められた。
亀田興毅選手の過去試合動画
ハイライト動画
[2009年11月29日] WBC世界フライ級タイトルマッチ vs 内藤大助戦
ノーモーションの左ストレートで内藤選手の鼻を粉砕した。