【海外記事】ダナ・ホワイトが昨年立ち上げを宣言したボクシングの新団体"Zuffaボクシング”の今の状況は？

2018年8月15日

昨年、UFC代表のダナ・ホワイトがボクシング業界に殴り込みをかけるべく立ち上げを宣言したボクシングの新団体「Zuffa Boxing」。

その後、アメリカでは時々話題にはなっているようですが、現在の状況はどうなっているのでしょうか？

最近、アメリカで報じられた記事をいつものようにざっくり訳で紹介します。

Zuffaボクシングを妨げているものは何？

世界中の格闘技関係者がダナ・ホワイトのリーボック製の赤いTシャツに「Zuffa Boxing」の文字を見たのはおよそ1年前。
2017年8月に行われたコナー・マクレガー対フロイド・メイウェザーjrの告知イベントでのことだった。
それからあっという間に時が過ぎた…
Zuffa Boxing とは？
マクレガーvsメイウェザー戦で大きな成功を収めた直後、ダナ・ホワイトは「UFCの親会社が新規プロモーションを立ち上げボクシングに参入しようとしているとの噂は本当だ」と認めている。
さらに過去1年間に渡り、ホワイトはZuffaプロモーションの指針について数々のことを主張してきた。
いくつかを挙げると
Zuffaボクシングの指針
Zuffaボクシングは現在のUFCファイターを登録することはない。
全ての対戦カードが盛り上がるようにイベントの各試合を構成する（メインの試合だけが盛り上がる現在のボクシングイベントとは対照的に）
将来見込みがありそうな選手は大々的にプロモートする。
Zuffaボクシングは（既存の）統括団体の元に構築されるものではない。
Zuffaボクシングは独自のチャンピオンを持つ。
チャンピオンはオスカー・デ・ラ・ホーヤやボブ・アラムの元で働くことはない。
Zuffaが遅れている理由
アンソニー・ジョシュアと契約を結ぼうとしている？
以前、ホワイトがアンソニー・ジョシュアと契約を結ぶのではないかという噂があった。実現すればもう後には引けない取引だ。
確かにすぐには実現しないだろうが、Zuffaの立ち上げが遅れている理由の一つとして考えられなくもない。
ホワイトはジョシュアのマネージャーのエディー・ハーンについて「エディー・ハーンは神経質すぎる。」とコメントしている。ハーンとの交流はうまくいっていないようだ。
ダナ・ホワイトが多忙すぎる
それからホワイトは確かに忙しい。UFCは毎週のようにイベントを開催している。
それに加えてホワイトは、「ダナ・ホワイトのチューズデー・ナイト・コンテンダー・シリーズ（Dana White’s Tuesday Night Contender Series）」や「ダナホワイト注目の試合（Dana White- Looking for a Fight.）」といった番組にも出演している。
確かにホワイトは忙しい男だが、それだけがZuffaボクシングの進捗が遅れている原因とは考えられない。
指針が状況を複雑に
上記のZuffaボクシングの指針が状況を複雑にしているとも言えるだろう。
他の団体や統括組織と組まずに、独立的なプロモーションを立ち上げるためには多くの登録選手が求められる。
それからプロモーションを立ち上げるためには、多くの時間とリソースが必要だ。
とはいえデ・ラ・ホーヤやボブ・アラムと組むとなると、制限が増えてしまうのは言うまでもない。
Not to mention the legalities of skirting the Muhamad Ali Act.
※翻訳不能：モハメド・アリの過去の所業について？
「言わば『入るならつま先から。頭からは飛び込みたくない。』ということだ。
我々はまだ事に取り組んでいる最中だ。」
A lot of things didn’t line up the way that I thought they would in the boxing world when I said we’re about to make a ballsy move,” White said on UFC Unfiltered.
※翻訳不能：「UFC Unfiltered」でのホワイトの発言
「状況に変化があり、実際に契約のオファーを出す段階まで行けなかった。
しかし、取引を始める時がきたら、その時は突き進んでいくつもりだ。」