ボクシング

　日本選手初となる金メダリストからの世界王者へ。大一番が迫っても冷静だった。計量を一発でクリアした村田は、カメラマンの求めに応じてエンダムと１５秒間にらみ合うと、最後は自ら握手を求めた。もう、腹をくくっている。

　２１日を含めた世界戦５試合の勝敗をサンケイスポーツ評論家の矢尾板貞雄氏（８１）が占った。

　ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ（２０日、東京・有明コロシアム）ＷＢＣ世界フライ級１位の比嘉大吾（２１）＝白井・具志堅スポーツ＝は５０・８キロで１回通過したが、同級王者のフアン・エルナンデス（３０）＝メキシコ＝が制限体重の５０・８キロを２００グラムオーバーし、王座を剥奪された。比嘉が勝てば新王者、負けか引き分けの場合は王座が空位となる。

　プロボクシング・ダブル世界戦（２１日、東京・有明コロシアム）ダブル世界戦の調印式と記者会見が１９日、東京都内で行われ、ＷＢＯ世界Ｓフライ級王者で５度目の防衛戦に臨む井上尚弥（２４）＝大橋＝は、今後の米国進出をにらみ「次につながる大事な試合」と気を引き締めた。ＩＢＦ世界Ｌフライ級王者の八重樫東（３４）＝大橋＝は暫定王者のミラン・メリンド（２９）＝フィリピン＝との統一戦へ「いろんなドラマを用意してきた。ベストな選択をしていく」と対応力をアピールした。

　ＷＢＣ世界Ｌフライ級タイトルマッチ（２０日、東京・有明コロシアム）ＷＢＣ世界Ｌフライ級４位の拳四朗（２５）＝ＢＭＢ＝と同級王者のガニガン・ロペス（３５）＝メキシコ＝はともに規定を１００グラム下回る４８・８キロでパスした。計量後、拳四朗はベーグルを食べ、「おいしかった」と笑った。インターネットで検索した店まで電車に乗って買ってきたという。「場所は“勝どき”なんです。縁起がいいと思いませんか？　たぶん勝つことになっている」とうなずいた。

　ボクシング村田諒太が世界王者へ。激闘の裏側に密着！　野村忠宏氏が現場で取材します。熱戦のプロ野球も総力取材！　気になるプレーを徹底解説します。選手だけが知っている「野球界あるある」は石井一久氏が紹介。「ＨＥＲＯ誕生の裏にはもう一人のＨＥＲＯがいる！！」今週の「影乃英雄」は一体誰？　久保建英が世界へ挑むサッカーＵ－２０Ｗ杯が開幕！　世界のライバルは！？　香川真司のブンデス最終節も速報します。　（ボクシング中継のため、放送時間が遅れる場合があります）

　世界ボクシング機構（ＷＢＯ）女子ミニフライ級王座決定戦１０回戦が１９日、東京・後楽園ホールで行われ、４１歳の江畑佳代子（ワタナベ）が２６歳の塙英理加（ＵＮＩＴＥＤ）を３－０の判定で破り、新王者となった。

　世界ボクシング機構（ＷＢＯ）女子ミニフライ級王座決定戦１０回戦が１９日、東京・後楽園ホールで行われ、４１歳の江畑佳代子（ワタナベ）が２６歳の塙英理加（ＵＮＩＴＥＤ）を３－０の判定で破り、新王者となった。世界戦６度目の挑戦で初勝利。

　世界ボクシング機構（ＷＢＯ）ライトフライ級タイトルマッチ（２０日・武田テバオーシャンアリーナ）の調印式と前日計量が１９日、名古屋市内で行われ、初防衛を目指す王者の田中恒成（畑中）と挑戦者の同級１位アンヘル・アコスタ（プエルトリコ）はともに１度で計量をパスした。

　国内で２５年ぶりに行われるミドル級の世界戦。約１５０人の報道陣らが詰めかけた調印式の主役・村田は、“封印”してきた言葉を初めて公の席で口にした。