2018年11月3日(日本時間4日)、WBCシルバー世界スーパー・ライト級タイトルマッチで、WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)スーパー・ライト級トーナメント1回戦の
ジョシュ・テイラー(イギリス) vs ラインア・マーティン(アメリカ)の試合が行われます。
会場は、ザ・SSE・ハイドロ(英国、スコットランド、グラスゴー)
この試合の日本での放送・配信予定はないようです。
試合結果
〇ジョシュ・テイラー(イギリス) 7R TKO ラインア・マーティン(アメリカ)×
試合の見どころ
WBSSスーパー・ライト級トーナメント1回戦最後となる試合で、第2シードのジョシュ・テイラーが登場します。
この試合の勝者がブルガリアのアンソニーイギットを7ラウンド負傷による棄権で下したIBF王者のイヴァン・バランチック(ロシア)と対戦します。
注目のテイラーはこれまで4団体の正規タイトルを獲得したことはありませんが、WBCのシルバータイトルを3度防衛しており、次戦が4度目の防衛戦となります。
現世界チャンピオンのキリル・レリックを抑え、アマチュア時代の実績もそれほど飛び抜けた好成績とは言えないテイラーがなぜシード2位に選ばれたもか?といえばこれまでの試合での勝ちっぷりと識者の評価の高さ、体格での優位さ、それから端正なルックスからくる人気の高さもあるでしょう。
戦績は13戦無敗11KO、KO率は85%です。
前回の試合では、テレンス・クロフォードと互角の勝負をしたビクトー・ポストルを相手に10Rにはダウンを奪うなど、内容で圧倒し大差判定勝ち。一気に評判を高めました。
※ちなみにビクトー・ポストルは同イベントでトルコのシアー・オスクルとリザーブ・マッチを戦います。
肉体的強靭さはありませんが、的確なフットステップを踏み、様々な角度から連続で放つ多彩なコンビネーションが武器です。
ディフェンス面でも安定しており、一部ではイギリスのマイキー・ガルシアとも評される堅実なスタイルのファイターです。
対するラインア・マーティンは、現在WBCではランキング6位、IBFでは8位につけており、戦績は22戦無敗12KO、KO率は55%です。
22戦していますが、ほとんどの試合が8回戦以下の試合で最長でも10回戦どまり。いまだ12回戦を戦ったことはありません。
アメリカではこれからの活躍が期待されるホープに位置づけられている選手です。
ハンドスピードを生かしたリーチの長いジャブが一番の武器です。このジャブで相手を後退させ、照準を定めて強い右ストレートで痛めつけるのが勝ちパターンです。
また、トーナメント出場者のうち最も身長が高く(180cm)、2番目に高いテイラー(178cm)を2cm上回っていますが、ほぼ互角です。
前に出れば強い選手ですが、下がらせられると強さを発揮できない面も。
ジャブでテイラーをロープ際に追い込み、テイラーのボディーを痛めつければ勝機が見いだせるかもしれません。
現在のオッズは以下の通り。
ジョシュ・テイラー | ラインア・マーティン | 引分け |
---|---|---|
1.1 | 8.0 | 26.0 |
かなりの大差でジョシュ・テイラーが優勢とみられています。
ゲンナディー・ゴロフキンと充実したトレーニングができたと語るラインア・マーティン。
勝てば大きな番狂わせとなりますが、どうなるでしょうか!?
両選手プロフィール
ジョシュ・テイラー 選手のプロフィール
- 名前:Josh Taylor
- 出身地:イギリス
- 年齢:27歳
- ニックネーム:タータン・トルネード('The Tartan Tornado')
※タータン=スコットランドの格子模様 - プロデビュー:2015年7月18日
- 身長:178cm
- リーチ:177cm
- 戦績:13戦、13勝(11KO)0敗(0KO)
- KO率:85%
- スタイル:サウスポー
ライアン・マーティン 選手のプロフィール
- 名前:Ryan Martin
- 出身地:アメリカ
- 年齢:25歳
- ニックネーム:ブルーチップ(Blue Chip)
※ブルーチップ=有望株 - プロデビュー:2013年9月16日
- 身長:180cm
- 戦績:22戦、22勝(12KO)0敗(0KO)
- KO率:55%
- スタイル:サウスポー
(※画像はBoxRecから引用)