12月29日東京有明コロシアムで行われたダブルタイトルマッチは、八重樫東選手、井上尚弥選手ともに勝利しました。
八重樫選手は悲願の3階級制覇を達成!
井上選手は一年ぶりの復帰戦を2ラウンドTKOで飾り、初防衛に成功しました。
IBF世界Lフライ級タイトルマッチ (東京有明コロシアム)試合結果
○八重樫東(大橋ジム) 12回判定(3-0) ハビエル・メンドサ(メキシコ)●
以下は選手のコメントです。
八重樫東選手のコメント
「世界のリングに戻ってくることができました。途中、ダメかなと思ったけど、ここで諦めなければチャンスがくると思った」(SANSPO)
「昨年の試合で、Lフライ級では駄目だろうと思われた。でも自分はできると思っていた」(SANSPO)
「戦うお父ちゃん、強いお父ちゃんをもう少し見せていきたい」(SANSPO)
「Lフライ級でもできることを証明できたことがうれしい。これはおまけみたいなもの」(SANSPO)
「最後まで怖かった。顔が痛いし、左目は見えないし。(2回TKO勝利の井上尚弥選手に対し)こっちは一生懸命にやっと勝った。若いのに苦労しないと」(ニッカンスポーツ)
「途中でだめかなとも思った。でもここであきらめなければチャンスがくると思って踏ん張りました。(3階級制覇に関して)あくまでおまけです。強い選手と戦うことがボクサーとしての喜びなので」(ニッカンスポーツ)
ハビエル・メンドサ選手のコメント
「2人とも魂を闘わせた。素晴らしい試合を見せられたことは喜び。(八重樫について)大変、スピードがあった。偉大なボクサーだ」(SANSPO)
大橋秀行会長のコメント
「積み重ねの勝利。3階級制覇した中で一番うれしい。あきらめず、こつこつやってきたからまたこういう日を迎えられた」(ニッカンスポーツ)
木村悠(WBC世界ライトフライ級王者)のコメント
「気持ちが本当に強い。(アマチュア時代スパーリングをするなど)いいライバル。いつか(統一戦で)戦えればいいと思う。」(スポニチ)
WBO世界Sフライ級タイトルマッチ (東京有明コロシアム)試合結果
○井上尚弥(大橋ジム) 2回TKO ワルリト・パレナス(フィリピン)●
以下は選手のコメントです。
井上尚弥選手
「1年間お待たせしました。死にものぐるいで練習して、結果が出てホッとしています。ボクシング最高。メチャメチャ楽しかった」(SANSPO)
「(相手の)パンチの硬さを感じて、緊張感の中で戦えて、いい経験になりました。(今後は)ファンの方が望む試合をやっていきたい。オファーがあればアメリカでもやりたい」(SANSPO)
「井上 相手のパレナス選手からもちょこちょこパンチをもらったけど、結構硬くて。もらったらちょっとヤバいぞ、という緊張感もあって戦えた。ものすごくいい経験になりました。」(ニッカンスポーツ)
「しばらくスーパーフライ級でやるんでどんな挑戦でも受けたいと思うし、統一戦もいろいろと視野がこの先広がってきた。ファンの方が望む試合をしていきたいと思います。オファーがあればアメリカでもやってみたいと思います。」(ニッカンスポーツ)
ワルリト・パレナス選手のコメント
「オーバーハンド(上からのパンチ)が視界の外からきた。自分がどう対応していいか分からなかった」(SANSPO)
「スピードがすごくて、圧倒された。この階級のスピードじゃない。もっと軽い階級の速さ。(決着が)早すぎました」(ニッカンスポーツ)
「2回にダウンしたパンチはスピードが速すぎて見えなかった」(スポニチ)
「最初はパワーを感じなかったが、2回には凄く強くなっていた」(スポニチ)
「想像していたよりも強かった。10がマックスだとしたら9。今までの選手の中で一番強かった」(スポニチ)
大橋秀行会長のコメント
「1年のブランクがあって不安を感じていたが、まさかこのような結果になるとは思わなかった。やはり怪物だ」(SANSPO)
井上尚の父、真吾トレーナーのコメント
「ほっとしている。慎重に丁寧に闘ってくれたのが良かった」(SANSPO)
具志堅用高氏(元世界ライトフライ級王者)のコメント
「井上尚は速い。相手が出る前にパンチを当てる。パレナスにボクシングをさせなかった。八重樫は打ち合いでペースをつかんだ。気持ちの強さが素晴らしい」(SANSPO)
浜田剛史氏(元WBC世界スーパーライト級王者)のコメント
「ガードの固い選手に対する崩し方といい、1年間のブランクなどマイナス面は少しもなかった。スピードも切れもあり、何よりも自分をコントロールできていることに進化を見た。」(スポニチ)
八重樫選手はメンドサ選手を終始スピードで上回り打ち勝っていましたが、メンドサ選手もタフでパンチ力が衰えず、最後まで気を抜けない展開で見てて面白い試合でした。
井上選手はランキング1位の相手を圧倒しましたね。来年が楽しみです。