19世紀のイギリスではじめてボクシングの競技にグローブ着用などを義務づけた現在のボクシングの基礎となるルール。
このルールにより初めてボクシングは3分1ラウンド、10秒間のダウンでKO、グローブ着用などのルールが確立した。
それまでのロンドン・プライズ・リング・ルールでは、素手で投げも蹴りもなんでもありだった。
試合時間も無制限で、どちらかが失神するか、ギブアップするまで続けられた。
基本的なルール
- 試合は24本足のリングで行う
- レスリングやハギング(抱き着き)はなし
- 1ラウンド3分、インターバル1分
- もし一方の選手が倒れた場合、倒れた選手には立ち上がるまで10秒の猶予が与えられる。
もう一方の選手は自分のコーナーに戻り待機する。10秒以外に立ち上がった場合はラウンドが試合は再開される。10秒以内に回復できなかった場合はレフェリーにより倒したボクサーに勝利を宣告する。 - 選手がロープを掴んで足が地面をとらえていなかった場合はダウンと見なす
- 試合中はセコンドを含め誰もリングに入ってはならない
- 試合が止むをえない理由により中断となった場合、選手同士が引分けに同意しない場合は、決着をつけるためにレフェリーは速やかに試合の続きをするための時と場所を指示しなければならない。
- グローブは新品で公平なサイズのものを使用する
- グローブが避けた場合や外れた場合は、レフェリーの判断により別のグローブを使用する
- 片膝をついてしまった場合はダウンと見なす
- ばねの入ったシューズやブーツの着用は許可しない
- その他のルールは「ロンドン・プライズ・リング」の改訂規則に準拠する
英語:Marquess of Queensberry rules