20181111chanpion

前回更新時(8月18日)からの変動

スーパー・ミドル級

9月28日にサウジアラビアで行われたWBSSスーパー・ミドル級トーナメント決勝戦で28歳のカラム・スミスがWBAスーパー王者のジョージ・グローブスを7ラウンドKOで破り、トーナメント優勝者に。
WBAスーパータイトルも獲得しました。

カラム・スミスはこの試合でWBCダイヤモンドタイトルの2度目の防衛にも成功しています。
射程距離が長くスピーディーなジャブと硬いガードでグローブスを寄せ付けませんでしたね。長期防衛の予感がします。

ミドル級

ミドル級は大きく動きました。

WBC、WBAスーパー

まず何といってもカネロ・アルバレスゲンナディ―・ゴロフキンを破り、WBC、WBAスーパーの新王者になりました。

判定のポイント差は僅差ながら、試合前半から積極的に前に出続けたアルバレスがゴロフキンをスピードとテクニック上手く攻略したといった印象でした。
特にカネロの左のボディーブローは第一線と同様にGGGを苦しめましたね。

WBA

10月20日、村田諒太選手が2度目の防衛戦でロブ・ブラントに判定で敗れ、王座陥落してしまいました。
ラスベガスでの大舞台で勝てば次戦ゴロフキン戦も噂されていただけに残念でしたね。

結果は意外なほど大きなポイント差が付きましたが、もっと僅差でもいい内容でした。やはり海外での防衛戦は難しいのか。

WBO

10月27日にIBFランキング3位のダニエル・ジェイコブスが1位のセルゲイ・デレイビャンチェンコを判定で破り、新チャンピオンとなりました。

ジェイコブスは1Rに右ストレートでダウンを奪ったものの、その後は接戦となり結果は僅差の判定でした。

WBO

10月20日、WBOランキング1位のデメトリアス・アンドラーデがランキング2位のウォルター・カウトンドクワを大差判定で破り、新チャンピオンとなりました。

この試合、本来ビリー・ジョー・サンダースの4度目の防衛戦としてアンドラーデと対戦する予定でしたが、サンダースへのドーピング検査で禁止薬物の興奮剤が発覚し、試合がいったん中止に、準備期間がない中でカウトンドクワが決定戦に挑むことになりましたが、チャンスをつかむことはできませんでした。

ウェルター級

WBC

9月8日に行われた決定戦で、ショーン・ポーターダニー・ガルシアを僅差の判定で破り、新チャンピオンとなりました。

ダニー・ガルシアはこれで世界戦2連敗。いずれもわずかに及ばず、一時期の破竹の勢いにちょっと陰りが出てきてしまいました。

スーパー・ライト級

IBF

マイキー・ガルシア返上したタイトルの防衛戦がIBFランク2位のイワン・バランチクと3位のアンソニー・イジットとで行われ、イワン・バランチクがイジットを7ラウンドTKOで破り、新王者となりました。

なお、この試合はWBSSシーズンⅡのスーパー・ライト級トーナメント1回戦の試合でもありました。勝利したバランチクは準決勝に進出です。バランチクのラッシュは迫力がありましたね。

ライト級

WBO

ライト級に階級を上げ3戦目のホセ・ペドラサレイムンド・ベルトランの初防衛戦に挑み、3-0の判定で勝利を収め新チャンピオンに。

ペドラサは12月8日に予定されている初防衛戦で、WBAスーパー王者のワシル・ロマチェンコとの統一戦を行うことになっています。

スーパー・フェザー級

IBF

8月3日にIBFランキング4位のテビン・ファーマーが3位のビリー・ディブと決定戦を行い、大差判定勝利。新チャンピオンとなりました。

10月20日にはイギリスのジェームス・テニャソンと初防衛戦を行い、こちらも大差判定勝利、さらには12月には2度目の防衛戦も予定されています。

念願のジャーボンテイ・デービスとの統一戦は成るでしょうか?
尾川堅一選手との再戦も見てみたいですね。

バンタム級

WBAスーパー

11月3日に行われたWBSSバンタム級トーナメント1回戦で王者ライアン・バーネットの3度目の防衛戦に挑んだノニト・ドネアがバーネットの負傷による棄権で勝利。新チャンピオンとなりました。

この試合でドネアは7年ぶりのバンタム級復帰を見事に果たしました。
次戦は準決勝でWBO王者のゾラニ・テテとの統一戦に挑みます。この試合も楽しみですね。

バーネットのパンチも何度となくドネアをとらえていて接戦になりそうな展開でしたが不運でしたね。オーバーワークがたたったんでしょうか。

バーネットには次のWBSS準決勝のリザーブマッチに出場できるオプションが与えられているそうです。

ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ・シーズンⅡトーナメント表
【WBSSシーズンⅡ】バンタム級のトーナメント日程表&詳報【トーナメント優勝者は井上尚弥!】

WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)シーズンⅡのバンタム級のトーナメント表です。 試合日程や、試合会場、勝敗結果などの詳細情報を随時更新していきます。

フライ級

WBO

9月24日に木村翔選手のWBOタイトルにフライ級2戦目にして挑んだ田中恒成選手が激戦の末、2-0で判定勝利を飾り新チャンピオンとなりました。

この試合は先日、WBOの年間最高試合に選ばれました。互いに攻勢を緩めないスリリングな試合でしたね。
田中選手は初防衛戦で田口選手との対戦が噂されていますが、どうなるでしょうか。

ライト・フライ級

IBF

田口選手との統一戦に勝利したヘッキー・ブトラーが返上したタイトルの防衛戦が、ニカラグアのフェリックス・アルバラードと、フィリピンのランディー・ペタルコリンとで行われ、7ラウンドにはダウンを奪ったアルバラードが3-0の判定で勝利し、新チャンピオンとなりました。



国別タイトル獲得数

国名タイトル数
USAアメリカ(USA)20
UnitedKingdomイギリス(UnitedKingdom)10
Mexicoメキシコ(Mexico)8
Ukraineウクライナ(Ukraine)6
SouthAfrica南アフリカ(SouthAfrica)6
Japan日本(Japan)5
Philippinesフィリピン(Philippines)4
PuertoRicoプエルトリコ(PuertoRico)4
Russiaロシア(Russia)3
Thailandタイ(Thailand)3
Venezuelaベネズエラ(Venezuela)2
Belarusベラルーシ(Belarus)2
Nicaraguanニカラグア(Nicaraguan)2
Syriaシリア(Syria)1
Kazakhstanカザフスタン(Kazakhstan)1
Canadaカナダ(Canada)1
Colombiaコロンビア(Colombia)1
Germanyドイツ(Germany)1
Argentinaアルゼンチン(Argentina)1
Franceフランス(France)1
Irelandアイルランド(Ireland)1

アメリカはやはり強いですね。8月から3つのベルトを増やし20タイトルを制しています。

日本は村田選手が敗れて一つベルトを減らし、5タイトルとなりました。

※出生地でカウントしています。
※統一王者は保持する全てのベルト数をカウントしています。

世界チャンピオン一覧
【New!】ボクシング世界チャンピオン一覧

2019年11月13日時点での、各団体、各階級の世界チャンピオンの一覧です。 しばらく更新をさぼっている間にだいぶ様変わりしました。

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