【2019-11-7】ノルディーヌ・ウバーリ vs 井上拓真 WBC世界バンタム級タイトルマッチ詳報※試合結果＆コメント追記

2019年11月13日

いよいよ目前に迫りました。2019年11月7日に行われますWBC世界バンタム級タイトルマッチ、ノルディーヌ・ウバーリ（フランス） vs 井上拓真（大橋）。

会場はさいたまスーパーアリーナです。2万枚のチケットは完売、当日券もない完全販売だそうです。

この試合の模様はフジテレビ系列で7日（木）19時57分から全国に生中継されるほか、WOWOWライブで9日21時から録画放送も予定されています。　　　フジテレビ系列で生中継（放送）されます。

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2019年11月の「WOWOWエキサイトマッチ」放送予定です。

試合結果

〇ノルディーヌ・ウバーリ（フランス）　判定3-0　井上拓真（大橋）×
※115-112, 120-107, 117-110

試合後のコメント

ノルディーヌ・ウバーリ選手のコメント

「美しい日本、美しいファンの前で勝利できたこと大変うれしい」
「井上拓真選手が相手だったから素晴らしい試合ができた。
私が真のチャンピオンになれた。WBCにも御礼を言いたい」（THE ANSWER）

井上拓真選手のコメント

「ポイントを取っていると思っていたので、途中採点で『えっ』というのはあった。
8ラウンドが終わった時点ではイーブンくらいかと思ったら、さらに差がついていた…。
今後はポイントの取り方を研究しないといけない。（尚弥がウーバーリへのリベンジを口にしたことは）やっぱり悔しい。自分で借りを返したい」（ボクシングニュース）

確かにウバーリは強かった。
しかしフルマークはないでしょうよ…

試合の見どころ

メインのWBSSバンタム級トーナメント決勝がIBFとWBAのバンタム級王座統一戦ならば、この試合はWBCバンタム級の団体内王座統一戦です。

正規王者のノルディーヌ・ウバーリが暫定王者の井上拓真選手を迎え撃ちます。

井上拓真選手は、ここまで13戦全勝3KOの戦績。

昨年9月には日本でも実績のあるフィリピンのマーク・ジョン・ヤップに12R判定で完勝。

その後、年末に行われた暫定王座決定戦では当時48戦無敗のペッチ・CPフレッシュマート（タサーナ・サラパット／タイ）に大差判定で勝利し、暫定王座を獲得ました。

それから約1年ぶりの試合、万を持しての世界初挑戦となります。

拓真選手はこの1年間でそれまで苦手としていたという左対策がしっかりできたとのこと。

特に8月にウバーリ戦が決まってからは、サウスポーのIBF同級王者マイケル・ダスマリナスや、米アマトップ選手らとのスパーなど左対策に重点的に取り組み、成果を得たと語っています。

拓真「（苦手としてきたサウスポーに対して）距離感と、ワンツーに対しての足の入り方がつかめてきた」（日刊スポーツ）

井上拓真「自信に」ＩＢＯ王者ダスマリナスとスパー https://t.co/3esp9XBaYP @nikkansportsより
— 大橋ボクシングジム (@ohashi_gym) October 4, 2019

対する正規王者のノルディーヌ・ウバーリは、今年1月にアメリカの実力者ルーシー・ウォーレンとの同タイトルの王座決定戦に完勝。初の世界タイトルを獲得しています。

7月にはカザフスタンで、フィリピンのアーサー・ビラヌエバ（2017年ネリと対戦経験あり。6RKO負け）を6ラウンドKOで勝利で下し、今回が2度目の防衛戦です。

フランス出身のウバーリは、アマチュア時代には北京・ロンドンの2度の五輪出場経験があり、プロでの戦績は16戦全勝12KO。

この階級ではなかなかのKO率を誇ります。

手数が多く、要所では的確に強いパンチを当てるうまさを持つ強いチャンピオンです。

今回の防衛戦に向け、３週間カザフスタンでキャンプを組み、拓真選手と同じスタイルの選手とトレーニングを積んだとのこと。

試合１週間前の10月31日に来日し、帝拳ジムなどで調整を重ねているそうです。

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Nordine Oubaali(@nordineoubaali)がシェアした投稿 - 2019年11月月1日午前5時16分PDT

この試合の勝者は、11月23日に行われるランキング1位で（日本では悪名高い）ルイス・ネリと5位のエマニュエル・ロドリゲス（WBSS準決勝で井上尚弥選手と対戦）で行われる挑戦者決定戦の勝者との指名試合が義務付けられることになります。

そういった意味でも注目される試合です。

日本人暫定王者の王座統一戦は過去３戦３敗と悪いジンクスもあるようなんですが、ぜひそんなジンクスは吹っ飛ばして初の世界タイトルをつかんでほしいですね。

激突まであと２日──
オンリーワンはオレだ！
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