WBN(World Boxing News)で発表されているパウンド・フォー・パウンドの最新ランキングTOP50を紹介します。
※写真はBoxrec.comから引用
WBNのパウンド・フォー・パウンドは以下の基準で選ばれています。
・世界タイトルを獲得していること。
・複数階級のタイトルを獲得していること。
・強い相手と対戦していること。
・勝ち方が良いこと。
・長期に渡り活躍している、あるいはこの1年間活躍していること。
※()内は、前回のランキング
※[]内は、2017年の成績
最終更新日:2017年4月4日
11. ホルヘ・リナレス(Jorge LinaresVenezuela) [1-0](12)
21. 井岡 一翔(Kazuto IokaJapan) [0-0](19)
31. ダニエル・ジェイコブス(Daniel JacobsUSA) [0-1](32)
41. ギルバート・ラミレス(Gilberto RamirezMexico) [0-0](40)
前回からの大きな順位の変動はありませんでしたが、タイのシーサケット・ソー・ルンヴィサイ(Srisaket Sor Rungvisai)が、ローマン・ゴンザレスに初の黒星を付け、一気に17位にランクインしました。
プロ47戦目にしてロマゴンが負けてしまいました。
ジャッジ2人が112-114でシーサケット、もう一人が113-113のドローのマジョリティ裁定でした。
ロマゴンは、1Rにはシーサケットのボディーフックをタイミングよく当てられ、キャリア初のダウンを喫しました。
6Rにはバッティングで右眉あたりをカットし、ハンデを負ったのも影響したのかもしれません。
しかし、実はパンチ数ではロマゴンの方が2倍近く当てていたんです。
Why Chocolatito Gonzalez Beat Sor Rungvisai (Final Punch Stats) #Boxing #Boxeo @chocolatitobox @marcegon318 @VivaNicaragua13 @Canal4Ni pic.twitter.com/ISrd4iNeqc
— Artorias Boxing (@ArtoriasBoxing) 2017年3月23日
ロマゴンのパンチをモロに食らってもシーサケットは効いた素振りなく打ち返してきた。
そのせいかジャッジは有効打とみなさなかったようですね。
クアドラス戦の時のような後半の失速もなく、ロマゴンは終始攻撃を続けていたんですが。。なんだか釈然としない結果でした。
同日のメインイベントで行われた、ゲンナディ・ゴロフキンとダニエル・ジェイコブスの試合は、ゴロフキンが世界戦18連続KO勝利の世界記録に臨んだ試合でしたが、
この記録も止まってしまいました。
結果はゴロフキンの判定勝ちで、ジャッジ一人が114-113、残り二人が115-112の3-0の判定でした。
ジェイコブスは試合前に3つの作戦があると言ってましたが、一つは当日計量のIBFのタイトルを蹴って、前日から体重を増やしたことでしょう。
二つ目は、序盤サウスポーに構えて距離を取ってゴロフキンの右を当てさせなかったこと。
三つ目は後半またサウスポーにスイッチしたことでしょうか?
とにかく作戦はうまくいったんだと思います。
ゴロフキンは4Rにダウンを奪い、9RにもあわやKOという場面も見せましたが、最後までジェイコブスを攻略できなかった。
連続KO記録狙いのゴロフキンは攻め疲れと、ジェイコブスのボディーを何発も受けて後半バテてしまっていたようでした。
ゴロフキンがKO勝ちできなかったことのショックと、11,12ラウンドのジェイコブスの反撃のインパクトからか、ジェイコブスが勝ったんじゃないかという声もありましたが、試合を見直してみると終始攻め続けていたのはゴロフキンで、判定は妥当だったと思います。
記録のプレッシャーもこれでなくなりのびのびできると思うので、また両者の再戦を見てみたいです。
ゴロフキンは9月にカネロ・アルバレスと対戦することがほぼ決まりそうです(カネロが5月のチャベスjrとの試合に勝利すればですが)。
ゴロフキンは6月にも前哨戦として1試合を行うこと希望していて、WBO世界ミドル級チャンピオンのビリー・ジョー・サンダースが対戦相手として手を挙げていますが、カネロのプロモーターであるオスカー・デ・ラホーヤがゴロフキンの怪我のリスクを心配し、これに反対しており、この統一戦がまとまるかはまだ不明です。
Saunders To Golovkin: Do You Want To Fight? Put Up or Shut Up! https://t.co/D5jbS9E1Iv #boxing pic.twitter.com/1dkOYuiUF0
— BoxingScene.com (@boxingscene) 2017年3月26日
[New!]World Boxing News発表のパウンド・フォー・パウンドTOP50
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