【2019-5-4】サウル・アルバレス vs ダニエル・ジェイコブス IBF世界ミドル級タイトルマッチ詳報

2019年5月10日

2019年5月4日(土)、IBF世界ミドル級タイトルマッチ
※日本時間5月5日（日）

サウル・アルバレス（メキシコ） vs ダニエル・ジェイコブス（アメリカ）の試合が行われます。

会場はアメリカ、ネバダ州、ラスベガスのT－モバイル・アリーナ

この試合の模様はDAZNで生中継される見込みです。

試合の見どころ

5月4日(土)、全世界のボクシングファン待望のタイトルマッチが実現します。

拳を交わすのは、ミドル級の2人の世界チャンピオン。
WBA世界スーパーミドルとWBC世界ミドルの2つのベルトの保持者、サウル・アルバレス。
そして、IBF世界ミドルのタイトルホルダー、ダニエル・ジェイコブス。

ミドル級3団体王者のアルバレスが、4団体統一を目指し、IBF王者の実力者ジェイコブスと相まみえます。

El mexicano Saúl Álvarez expondrá su fajines de @WBABoxing, @WBCBoxing y @ringmagazine.
Por su parte Daniel Jacobs pondrá en juego su cinturón de la @IBFUSBAboxing.
Información de @imdepor11 pic.twitter.com/YtgR5xxOuO
— Podium Deportes (@Podium_Deportes) 2019年2月27日

サウル・アルバレスの戦績は51勝1敗2分30KO。
一方のダニエル・ジェイコブスは35勝2敗29KO。
戦績ではわずかにアルバレスが上回りますが、ジェイコブスも決して見劣りません。

ただ、アルバレスはあのゲンナディー・ゴロフキンとの対戦成績で１勝１引き分けを誇り、唯一の敗戦はあのフロイド・メイウェザーのみ。
28歳という年齢も加味すれば、現在のミドルで世界最強に最も近いといっても過言ではないでしょう。

一方のジェイコブスは2017年にゴロフキンと戦って敗れてはいるものの、最近のミドル級においては圧倒的な強さを見せていました。
直近の負けはそのゴロフキン戦のみで、負けはしたもののその試合でゴロフキンの連続KO記録を止めるという爪痕も残しています。

さらにジェイコブスはこの試合に向け期するところもあります。2011年に骨肉腫に冒され、1年以上闘病生活を続け見事克服。
復帰後はKOを連発し、先のゴロフキン戦で判定負けするまで圧倒的な強さでミドル級に旋風を巻き起こしました。

ゴロフキン戦敗北の後も3連勝で復活し、アルバレスという現在のボクシング界の寵児とグローブをかわすチャンスを得たのです。
秘めた闘志は相当なはず。

ただ、やはりアルバレスが近年倒して来た相手を見れば、現在最強の2文字も見えてきます。
過去7年間に彼が対戦した相手には、フロイド・メイウェザー、シェーン・モズレー、オースティン・トラウト、エリスランディ・ララ、ミゲル・コット、アミール・カーン、そしてゴロフキンとミドル級の錚々たる顔ぶれが並びます。
やはり、アルバレス有利の下馬評は覆らないところでしょうか。

ボクシング界の寵児にして、現在最強の称号に王手をかけた感のあるアルバレスか？
それとも不屈の闘志で復活を果たし、頂点への階段を駆け上がろうと虎視眈々のジェイコブスか？

2人の激突は世界のボクシングファン必見の一戦です。